■伊東2

本 数120〜121本目
日 程00.11.24
内 容ファンダイビング
場 所2ボート:満根、白根南
透明度5〜10m
水 温19℃ ドライスーツ、フード、ウインターグローブ
見た魚ウデフリツノザヤウミウシ(ピカチュウ!)、キイロイボウミウシ、ミナミハコフグ幼魚、ガラスハゼ、クマノミ、ミツボシクロスズメダイ、ソラスズメダイ、キンギョハナダイ、サクラダイ、シラコダイ、キンチャクダイ幼魚・成魚、イシダイ幼魚、イシガキダイ幼魚、ネンブツダイ、クロホシイシモチ、イサキ、アジ、オキゴンベ、タカノハダイ、イラ、ホンソメワケベラ、ブダイ、キタマクラ、カワハギ、ウツボ、イイジマフクロウニ、等

いくらドライ派とはいえ、地上がこう寒いと腰も重くなってしまってたのだが、ついに意を決め、東伊豆に潜りに行く事にした。 しかし、禁煙サービスの見つからない「さ迷えるダイバー」の私としては、今度はどこに行こうかなと、インターネットやダイビング雑誌で情報収集しているうちに、もう休日目前になってしまった。 結局、可愛らしいウミウシのピカチュウが出没してるという伊東に決め、前々日、電話にて伊東をメインに潜ってるDS「トライアンフ」に予約した。

が、前日夜に電話があり、風でうねりが強くボートが出るかどうか分からず、他のポイントにもなるかも知れないとの事で、天候がよくなる可能性のある翌日に変えてもらった。

11/24(金) 予報通りで天気はアッ晴れ〜 (^o^)。日にちを変えてもらってよかった!  7:00家を出て、8:10東京発の新幹線(こだま)で 9:00熱海に到着。 9:06ちょっと急いで伊豆急行線に乗換え、9:28伊東駅に到着。 送迎のワゴン車で7〜8分ほどで、伊東ダイビングサービスに到着した。 今回「トライアンフ」には立ち寄らず、すべて伊東DSの施設を利用した。

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手石島
時間にゆとりがありゆっくりと手続き、準備し、10:30ボート(漁船)に乗り、7〜8分程で手石島の手前のポイント「満根」に到着、10:44-11:26潜る。 水温は19℃だが、ドライスーツにフード、そして今回新調したウインターグローブのおかげで全然大丈夫。 というか、水に入ったという感覚すら殆どない位で、寒がりのあなたにぜひお勧めしたい一品である \(^-^)。 詳しくは器材インプレッションにて!

しかし、昨日のうねりがまだ残って砂が舞ってしまい、透明度は5〜7m。 必然的に、マクロ探しのダイビングとなる。 今回の目的は、何と言っても「ピカチュ〜!」。 しかしそう簡単には見つからず、オレンジ色の海綿とか、目に入るもの全てが疑わしくなってくる (^^;;  残念ながら見つからず、キイロイボウミウシでお茶を濁しつつ (^^ゞ、中層にも目を向けて見る。 今年は黒潮がやって来てないとの事で、死滅回遊魚がほとんどいなく、寂しい感じである。 イソギンチャクのクマノミも、2cm程のちっこいのが1匹、1cmないようなミツボシクロスズメダイが数匹、頑張っていた。

地べたを這うような、ほとんど運動量のないダイビングで、さすが後半は冷え込んできて、残念ながらタイムオーバー。 安全停止をしてのエギジットとなる。 帰りのボートは、さすがに寒風が凍みる感じである (^^;;

昼は、伊東DS2階のレストラン。 さすがにこの時期、温かいご飯がありがたい。 ただしここは喫煙可なので、評価は×!  表でここのワンコと遊び、お昼寝タイムとなる。

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ピカチュウ
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ミナミハコフグ幼魚
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クロホシイシモチの群れ
QV-100+ビデオライト
2本目はボートで約10分、今度は手石島の向こう側の「白根南」で、13:46-14:24潜る。

と、いきなりのハプニング!  いつもデジカメは、紐付きストラップで右手首に固定した上で本体ストラップを持ち、右手を使いたい時は本体ストラップを手放して紐で右手首にぶら下げた状態にしている。 うねりが出てきたため、エントリー後すぐに4〜5m潜降してアンカーロープに向かう時、ふと器材チェックをしようとデジカメを手放すと、右手首にクッとくる感触がない。 「えっ?」と下を見ると、透明度が悪く、闇夜のような海底に向かって落ちて行くデジカメがぁ〜!  まだ右手首にストラップを留めてなかったのであった (;o;)

「どうしよう? ゆっくり潜降して後から探そうか? いやいやこの透明度の悪さ、今見失ったら絶対見つからないぞ!」と一瞬の迷いの後、2〜3m下を落ちてくデジカメめがけて急潜降!  左手で鼻をつまんで耳抜きしながら、右手はデジカメめざし、キリモミ式に追いかけるも、DIVハウジングはかなりのマイナス浮力なのでなかなか追い付けない。 やっとの思いでキャッチしたのは、水深15m付近だった。 幸いな事に、耳抜きも問題なく、ドライスーツも水没することなく、ホッと一安心。

と、一難去ってまた一難。 透明度の悪い中、キリモミ潜降したので、完全にアンカーロープを見失ってしまったのである。 ハプニングの連続に心臓はバクバクいってるものの、「こんなところでパニクったら、絶対事故になるな」と案外冷静。 「急潜降のすぐ後に浮上したら、体に良くないのかも?」とか考えつつ、こっちだと思う方向へ向かって行くと、良かった、アンカーロープが見えたのであった。 ここでもし反対方向に行ってしまってたら、これがもっと経験の浅い時だったら、、、と考えるとちょっと怖いが、何はともあれ自分もデジカメも無事で良かった (^^;;  ん、いっその事、化石デジカメを潔く見送ってサヨナラしてたら、保険で新しいのが...!? (__ゞ

そんなこんながあって、移動し始めるとすぐにガイドが呼んでいる。 「もしや?」と思い近づくと、出ましたピカチュ〜! 可愛らしいオレンジ色のボディ、先っぽがシルバーな角、確かにピカチューである。 最近のウミウシブームに対する風評もなんのその、こいつはホント可愛らしく、人気が出るのも十分納得である。 しかしうねりが1mと強くて体が大きく揺すられ、先程の心臓バクバクもあり写真はブレブレ、ビデオライトもちゃんと当たってない (^^;;  見つけてくれたガイドにOKサインを出し、さてさてもう1枚ちゃんと写真を撮ろうとするも、体が揺すられ、もう見失ってしまった (;_;)

ここはダイナミックな地形で、ソフトコーラルがとてもきれいなポイントであるが、20〜30cmのイイジマフクロウニがたくさんいて要注意である。 クロホシイシモチ、ネンブツダイ、イサキ、アジなど、あちこちにたくさん群れていて、透明度がもっと良ければ壮観だろう。 すぐに隠れられてしまったが、可愛らしいミナミハコフグ幼魚の後姿 (^^;;もゲット。 水温は先程と同じなのだが、体が慣れたのか、移動量の違いなのか、ハプニングがあったせいのか (^^;;、今回は全く寒くなかった。

器材を洗い、伊東DSの2階でログ付けをするが、他のゲストでカメラを持ってる人もなく、魚への関心もあまり高くなかったのかごくごく簡単な感じだった。

片づけを済ませ、16:10伊東駅に送ってもらう。 土産物屋などをぶらりぶらりし、16:47伊豆急行で 17:12熱海に、17:16東海道線に乗り換え、19:13東京駅に到着、20:30帰宅した。 かかった費用は、2ボート(ガイド、タンク、ウエイト、送迎込)で 18,500円、ランチ 850円、電車賃が行き 3,890円、帰り2,210円だった。

itou2.gif    ・ 伊東リンク


  トライアンフダイビングサービス 今回お世話になったDS

  伊東ダイビングサービス 今回施設を借りたDS



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