今回は、張家界天門山国家森林公園の写真を掲載します。
この公園は、1982年に制定された、中国第1号の国家森林公園です。
天門山は、張家界市市内から3km離れた、海抜1,528㍍の山で、年間平均気温16℃~17℃位、黄石寨と金鞭渓の二つの風景区からなっています。
今回は時間の関係で、金鞭渓のみを散策しました。
金鞭渓は、世界で一番美しい峡谷と言われているそうですが、風景区内の約3,000もの林立する石柱を除けば、日本にもこれに劣らぬ渓谷があると思いました。


公園の入口です。ここから奇峰群を見ながら、渓流に沿って、比較的よく整備された道を、約2時間のウォーキングで楽しみました。


園内には、このような標識がいたる所に設置されていました。
大学で日本語を学んだ若い女性の現地ガイドが、要所要所で説明してくれるのですが、写真を撮っていると、先に行かれてしまいますし、聞いてもにわかには記憶できないので、一部を除いて写真のみを掲載するに止めました。


この公園のシンボル的な金鞭岩と酔羅漢という二つの岩峰が聳え、仙境の入口を形作っています。


左は「劈山救母」と名付けられた山。この山に閉じ込められた母親を、神に授けられた刀で割って助けた、と言う伝説の山だそうです。
右は「蜡独峰」。中国語の説明書きを判読するに、”緑深い山に、蝋燭に似た峰があり、頂上の潅木の枝が揺れると、まるで焔のようだ”とありました。



そばの案内板に「西遊記」と書かれていました。ガイドの説明を聞き漏らしましたので名前の由来は不明です。「外景拍摂地」とも書かれてありました。


「金鞭渓吟」 公園内を流れる渓流。ガイドの説明では、日本の「奥入瀬渓谷」に似ている、と言っていましたが、これは教えられた通りの説明と分かりました。
 


 
別ルートで入口に戻る途中に設置されていたモニュメント「中華第一同心鎖」。
中国人の心は皆ひとつの鎖で結ばれている、とでも言うのでしょうか。ハートの形から、男女の恋の結びつきを意味しているのかも知れません。


「小猴迎客」 ご覧のように猴とは猿のこと。日本猿とはちょっと異なった顔つきに見えました。それに、公園からの帰りがけでしたから、「小猴送客」という訳です。


短時間ながら、日本ではお目にかかれない、板状石峰や砂岩峰群などの奇峰に目をこらし、入口に戻り最後のワン・ショットです。


ここから5㎞程離れた所に、「黄龍洞」という比較的規模の大きな鍾乳洞があります。ここにも行けませんでしたが、中国の鍾乳洞は、桂林もそうでしたが、写真によると中は赤や緑、青などでライトアップされていて、余り良い趣味とは思えません。 


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