役職 | 名前 | 所属団体 |
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会長 | 南 実一 | |
副会長 | 南 ヨシヱ | 保存会 民謡好友会 |
西村 雄次 | 芸能保存会 | |
事務局長 | 先田 昇功 | 芸能保存会 |
書記・会計 | 秋田 茂穂 | 芸能好友会 |
国頭字は鹿児島市から南へ530qの洋上に浮かぶ沖永良部島の北東端に位置し、台風常襲地帯で3面を海に囲まれた細長い字です。総面積591ヘクタール、世帯数429戸、人口1105人でその内農業世帯数は180戸あり、町都和泊字から5qに位置し、町内で2番目に大きな集落です。
自給自足時代の昭和20年残半までは貧しく、サツマイモを主食としましたが、潮害と水不足で飢饉が多くソテツの食料化や他字での年季奉公や日雇い、製塩の行商で生活を維持してきました。そのような中で、心を癒し、ともに励まし、通じ合うのがあしび唄や踊りで、東地方、中地方、西地方に分かれ夜半まで辻々や近隣での唄遊びや折折々に踊られる踊りで、その数は60余りと記されています。
時々の師匠や字役員の責務として青年団に指導継承し、敬老会を始め字行事等の余興を担ってきましたが就業の多様化や若者の都会流出で、昭和36年に地区別青年団は1つになり、昭和43年青年団長の呼びかけによりジューテ師匠達を指導者、中年を継承者、青年団を受講者として国頭字すべてを網羅した国頭民芸保存会が結成され、農業観光で賑わう観光施設での歓迎会に出演するなど活発な活動が展開されました。このように活動する中で、組織は徐々に、男踊り1グループ、女踊り3グループ、民謡1グループの合計5グループに分化して子供達から高齢者まで特色ある活動が展開されました。平成4年に国頭字が農林水産省の村づくり日本一天皇杯受賞を契機に同年9月、日本舞踊団体を含めた芸能団体6団体の総合組織として国頭芸能振興会が発足しました。
現在では各種行事の参加や国頭字での芸能発表会、継承活動などを行っています。しかし、近代化などにより子供達の芸能文化離れは、激しく継承が難しくなってきているのは確かです。皆様方が昔から育まれてきた国頭字の芸能文化を共有の宝として保存、継承していただけましたら幸いと存じます。
国頭芸能振興会長
〒891-9101
鹿児島県大島郡和泊町国頭
会長:南 実一
ホームページ担当:秋田 茂穂