登 @鸛 鵲 楼

                               A王之渙

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語釈

           リテ  ニ    キ              リテ  ニ   ル

白 日 依 山 2   黄 河 入 海 流

            レ                       レ

    シ  メント     ノ  ヲ         ニ    ル       ノ

欲 窮 千 里 目    更 4 一 層 楼

    レ   二         一      

 

漢詩様式

 

(注)@鸛鵲楼 今の山西省永済県にあった山荘の楼。A王之渙 668~742年。盛唐の詩人。字は李陵。辺塞詩に優れている。

 

一 詩について。

 

1 形式

 

2 韻字

 

3 展開の仕方

 

4 対句

 

二 書き下せ。

 

第一句

 

第二句

 

第三句

 

第四句

 

三 口語訳

 

第一句 輝く太陽が山によりかかるようにして尽きてゆき

 

第二句 黄河が海に向かって流れてゆく

 

第三句 (私は)千里のかなたまでみきわめたくなって

 

第四句 更にもう一層楼を登っていく

 

四 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。

 

1 鸛鵲楼 2 王之渙 3 白日 4 窮 5 更

 

五 次の語の意味を辞書で調べよ。

 

1 楼

 

2 白日

 

3 千里

 

六 傍線部1〜3とA問いに答えよ。

 

1(1)対語を記せ。

 

(2)「夕日」とか「落日」とせず、「白日」としているのはどういう効果を意図しているからか。

 

2 どういう意味か。

 

3 主語を記せ。 

 

A 第一、二句はどういう情景を描写しているか。

 

構成

 

第一句 太陽(白) 天         起

              自然

第二句 黄河(黄) 地         承

 

第三句 千里の眺望 心情        転

              作者

第四句 上に登る  行動        結

 

主題 雄大な自然に対する感動

   

   自然=雄大 主体的 色彩的

 

 

 

解答 

一 1 五言絶句 2 流 楼 3 起承転結 4 第一句と第二句 第三句と第四句(全対)

二 第一句 白日山に依りて尽き

  第二句 黄河海に入りて流る

  第三句 千里の目を窮めんと欲し 

  第四句 更にもう一層楼を登って行く

四 1 かんじゃくろう 2 おうしかん 3 はくじつ 4 きわ 5 さら

五 1 高僧な建物。 2 輝く太陽。 3 遠い眺望。

六 1(1)白日 黄河 (2)「黄河」の黄と色彩上の対照の効果を意図する。

  2 太陽が山の端に入る。

  A 白く輝く太陽が山に依りかかるようにして沈んでいき、黄河が海に向かって流れて行く様子。