語釈

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   ル            ニ

 贈  @汪  倫      李  白

     二          一

語釈 

          リテ  ニ    ニ   ス   カント

李  白 乗 舟1A 欲 行

            レ            レ

  チ     ク               ノ

忽 1 岸2 3踏 歌 声

                     サ 

B桃 花 潭 水 C深 千 尺

       バ        ノ    ル  ヲ   ニ

不 及 汪 倫  送 我 情

    レ                レ

(注)@汪倫 詳細は不明。村人と思われる。A将欲 「将」は最読文字であるが、「よく」の訓「ほっス」との重複を避けてここでは読まないB桃花潭 今の安徽省けい県西南にある。C深千尺 「千尺」は、誇張表現。

 

一 詩について。

 1 形式

 2 韻字

 3 展開の仕方

二 書き下し文にせよ。

 第一句

 

 第二句

 

 第三句

 

 第四句

 

三 口語訳

第一句 李白が小舟に乗って旅立とうとした、ちょうどそのときに

第二句 岸のほとりから見送りに来てくれた人々の踏歌の声を、ふと耳にした

第三句 桃花潭の水の深さは、千尺にも及ぶというけれど

第四句 汪倫が私を見送ってくれる気持ちには到底及ばないことよ

四 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。

 1 汪倫 2 李白 3 忽 4 踏歌 5 桃花潭

五 次の語の意味を辞書で調べよ。

1 忽

 2 踏歌

 3 

六 二重線部1の文法問題に答えよ。

 1 将

七 傍線部1〜4とAの問に答えよ。

 1 何を聞くのか。

 2 「上」と同じ意味で使われている熟語を記せ。

  ア 上下 イ 上等 ウ 川上 エ 以上

 3 踏歌をしたのはどのような人か。

 4 何が何に及ばないのか。

 Aこの詩では、本来比べることができないものを比べている。その比べているものをそれ

ぞれ五字で抜き出せ。

構成

 第一句 李白   舟で去る

 第二句 見送る人 岸のほとりで踏歌

 第三句 水の深さ 千尺

 第四句 王淪   それも気持の深さに及ばない

主題 王淪に対する別れの情と厚い感謝

 

解答

一 1 七言絶句 2 行 声 情 3 起承転結

二 第一句 李白舟に乗りて将に行かんと欲す

  第二句 忽ち聞く岸上踏歌の声

  第三句 桃花潭水深さ千尺

  第四句 及ばず王淪の我を送る情に

四 1 おうりん 2 李白 3 たちま 4 とうか 5 とうかたん

五 1 たちまち。いつの間にか。 2 足踏みをsて調子を取って歌う。

  3 淵。深く水をたたえた淵。

六 1 踏歌。 2 川上。 3 王淪と李白に関係のある人。

  4 桃花潭の水の深さも王淪が見送ってくれる気持の深さには及ばない。

  A 「桃 花 潭 水 深」    「汪 倫 送 我 情」