(11)三十五 手のわろき人の
語釈
@手のわろき人の、憚らず文かきちらすは1よし。2見苦しとて人に書かするは1うるさし。
(注)@手の惡(わろ)き人 「手」は筆跡。字の上手でない人。
一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 文
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 はばかる
2 うるさし
三 傍線部1の問いに答えよ。
1 どんな感情か。
四 二重傍線部1、2の文法問題に答えよ。
1、2 品詞名 基本形 活用形 活用の種類
五 口語訳 字の下手な人が遠慮せずに手紙をどんどん書くのはいい。見苦しいからと人に代筆させるのはわずらわしい。
構成
字の下手な人=どんどん書く←よい ー自然。飾らない。
見苦しいと代筆させる ←わずらわしいー不自然。外見を飾る。
主題 意図的な配慮よりもありのままの方がいい。
(11)三十五 手のわろき人の 解答
一 1 ふみ
二 1 遠慮する。 2 わずらわしい、
三 外見を飾った不自然な行為と思う。
四 1 形よし止ク活 2 形見苦し止シク活