(19)一四三 故殿などおはしまさで
語釈
(1)
@殿などおはしまさで、世の中にA事出でき、物さわがしくなりて、B宮も1参らせ給はず、C小二條といふ
所におはしますに、2何ともなくうたてありしかば、久しう里に3居たり。御前わたりおぼつかなさにぞ、猶
えかくてはあるまじかりける。
D左中將おはして物語し給ふ。1「今日は4宮にまゐりたり1つれば、いみじく物こそあはれなり2つれ。
女房の裝束、E裳F唐衣などの折にあひ、たGゆまずをかしうても侍ふかな。御簾のそばのあきたり3つるよ
り見入れ4つれば、八九人ばかり居て、黄H朽葉の唐衣、I薄色の裳、J紫苑、K萩などをかしう居なみたり
5つるかな。御前の草のいと高きを、2『などか。かきはらはせてこそ』といひ6つれば、3『ことさら露お
かせて御覽ずとて』とL宰相の君の聲にて答へ7つるなり。をかしくも覺え8つるかな。4 『御里居いと心
憂し。5かかる所に住居せさせ給はんほどは、いみじき事ありとも、6必侍ふべき物に思し召されたるかひも
なく』など、あまた言ひ9つる。7語りきかせ奉れとなめりかし。參りて見給へ。あはれなり10つる所のさ
まかな。露臺の前に植ゑられたりけるN牡丹の、唐めきをかしき事」などの給ふ。5「いさO人の8にくしと
思ひたりしが、また9にくくおぼえ侍りしかば。」といらへ聞こゆ。6 「Oおいらかにも」とて笑ひ給ふ。
(注)@殿 藤原道隆。753~995年。伊周・隆家・定子らの父。A事出でき 不祥事が勃発して。伊周・隆家などが花山法皇に不敬を働いたと言うので、996年四月に流罪となり、定子も二条宮に還御ついて出家さらたことなどをさす。B宮 ここは定子。C小二條殿 二条宮の別邸か。997年まで中宮の仮御所。D左中將 ここは源の恒房。996年右近衛権になった。E裳 女官などが正装するときに、袴の上に腰部から下の後方だけにまとうもの。F唐衣 女官などが正装するときに、上着の上に着るもの。Gたゆまず きちんとして。 H朽葉 かさねの色目のひとつ。表は赤みがかった茶色で、裏は黄色のもの。I薄色 うす紫色。J 紫苑 襲の色目の一つ。表は蘇芳色で裏は青色のもの。K萩 襲の色目の一つ。表は蘇芳色で裏は青い色のもの。L宰相の君 藤原重輔の娘、M牡丹 ぼたんの延音。キンポウゲ科の落葉低木。四、五月ごろ大型の範を付ける。N人 ここは同僚の女房達。Oおいらかにも どうぞ穏やかの気持ちで。
一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 左中將 2 装束 3裳 4 唐衣 5 御簾 6 朽葉 7宰相 8 里居 9 牡丹
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 うたてし
2 里
3 おぼつかなし
4 いらふ
三 登場人物を抜き出せ。また、「 」1〜6は誰の言葉か記し、傍線部1〜9の問いに答えよ。
1 どこへ。
2 この理由を説明している個所を抜き出せ。
3 主語を記せ。
4 具体的にどこのことか。
5 指示内容を記せ。
6 誰がどこに「候ふべき」なのか。
7 だれが誰を通して誰に。
8 誰が誰を「にくし」とおもったのか。
9 だれが何を「にくし」と思ったのか。
「 」1〜6は誰の言葉か。
四 二重傍線部1〜10の文法問題に答えよ。
「つ」の多様の意味を記せ。
(2)
げにいかならんと思ひまゐらする1御氣色にはあらで、さぶらふ人たちの、1「@2左大殿のかたの人しる
すぢにてあり」などささめき、さし集ひて物などいふに、A下より3參るを見ては言ひ止み、はなち立てたる
さまに見ならはずにくければ、2「まゐれ」などあるたびの仰をも過して、實に久しうなりにけるを、宮の邊
には、唯4Bあなたがたになして、虚言なども出で來べし。
例ならず仰事などもなくて、日頃に1なれば、心細くて打ちながむる程に、C長女文をもてきたり。3「5
御前より左京の君して、忍びて賜はせたりつる」といひて、6ここにてさへひき忍ぶもあまりなり。人傳の仰
事にてあらぬなめりと、D胸つぶれてあけたれば、かみには物もかかせ給はず、E山吹の花びらを唯一つ包ま
せたまへり。それに4「7Fいはで思ふぞ」と書かせ給へるを見るもいみじう、日ごろの絶間思ひ歎かれつる
心も慰みて嬉しきに、まづ知るさまを長女も打ちまもりて、5「御前にはいかに、物のをりごとに8思し出で
聞えさせ給ふ2なるものを」とて、誰も怪しき御ながゐとのみこそ侍るめれ。などか參らせ給はぬなどいひて、
6「Gここなる所に、あからさまにまかりて參らん」といひて9いぬる後に、御返事10書きてまゐらせんとするに、このH歌のもと更に忘れたり。7「いとあやし。同じふる事といひながら、知らぬ人やはある。ここ
もとに覺えながら、言ひ出でられぬはいかにぞや」などいふを聞きて、ちひさき童の前に居たるが、8「下ゆ
く水のとこそ申せ」といひたる。などてかく忘れつるならん。11これに教へ3らるるもをかし。
(注)@左大殿 左大臣。ここは道長。A下 下局。Bあなたがたに 道長方の者であると。 C長女 雑
用をする、下級の女官の長。一説下級の女官。D胸つぶれて (異例の直筆
であったから)どきりとして。E山吹の花びら 秋の庭にただ一重散り残る山吹の花に清少納言の変わらぬ心
を期待したもの。『拾遺集』春に、「我が宿の八重山吹は一重だに散り残らなむ』春のかたみに」(よみ人知らず)
とある。一説に、山吹はくちなし色であるから、口無しの意を掛ける。Fいはで思ふぞ 『古今六帖』第五
に「心には下ゆく水のわきかえりいはで思ふぞいふんまされる」(柿本人麻呂)とある。Gここなる所 つい
そこまで。H歌のもと 歌の上の句。ここは「いはで思ふぞいふにまされる」の上の句。
一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 気色 2 仰せごと 3 長女 4 山吹 5 侍り
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 さしつどふ
2 放ちいづ
3 そら言
4 日ごろ
5 ながむ
6 人づて
7 あからさまに
8 ふること
三 登場人物を抜き出せ。また、「 」1〜8は誰の言葉か記し、傍線部1〜9の問いに答えよ。
1 誰のどういうことについて言ったものか。
2 誰のことをこういったか。
3 主語を記せ。
4 誰の事をこういったか。
5 なぜか。
6 指示内容を記せ。
7 定子の気持ちはどういうものか。
8 (1)「聞こえ」と「させ給ふ」はそれぞれ誰に対する敬意をあらわすものか。
(2)なにを「おぼしい」づのか。
9 主語を記せ。
10 主語を記せ。
11 指示内容を記せ。
「 」1〜8は誰の言葉か。
四 二重傍線部1〜3の文法問題に答えよ。
1、2の違いを記せ。
3 品詞名 基本形 活用形 文法的意味
(3)
御かへりまゐらせて、少しほど經て@參りたり。いかがと、例よりはつつましうして、御几帳にはたかくれ
たるを、1「あれは今參か」など笑はせ給ひて、2「@にくき歌なれど、このをりは、さも言ひつべかりけり
となん思ふを、2見つけでは暫時1えこそ慰むまじけれ」などの給はせて、かはりたる御氣色もなし。
童に教へられしことばなど2啓すれば、いみじく笑はせ給ひて、3「3さる事ぞある。あまりあなづるふる
事は、さもありぬべし」など仰せらるるついでに、4「Aなぞなぞあはせしける所に、B方人にはあらで、さ
やうの事にCらうらうじかりけるが、5『D左の一はおのれいはん、さ思ひ給へ。』などたのむるに、さりとも
わろき事は言ひ出で3じかしと頼もしくうれしうて、みな人々つくりいだしえり定むるに、6『4その詞をた
だまかせて残したまへ。5さ申してはよも口惜しくはあらじ。』といふ。實にと推しはかるにE日いと近うなり
ぬ。7『なほ6この事のたまへ。F非常に同じこともこそあれ。』といふを8『さは、いさ知らず。4なたのま
れそ。」などむつかれば、覺束なながら、その日になりて、みな方人の、男女居分かれて、見証の人など、いと
多く居竝みてあはするに、左の一いみじう用意しもてなしたるさま、いかなる事をか言ひ出でんと見えたれば、
こなたの人あなたの人、心もとなく打ちまもりて、9『なぞなぞ。』といふほど、いと心にくし。10『7G天
にはり弓』といひたり。
右の方の人は、8いと興ありてと思ふに、9こなたの方の人は、10物もおぼえず、みなにくく愛敬なくて、
Hあなたによりて、殊更に5まけさせんとしけるをなど、片時のほどに思ふに、右の人11『いとくちおしく
をこなり。』とうち笑ひて、12『ややさらに6え知らず。』とて、I口を13『知らぬことよ。』とてJさるが
うしかくるに、K數させつ。14『いと怪しき事、11これ知らぬもの誰かあらん。更に數ささるまじ。」と論
ずれど、15『知らずといひてんには、などてかまくるにならざらん。」とて、つぎつぎのも、12この人なに
論じかたせける。16『いみじう人の知りたる事なれども、覺えぬときはしかこそはあれ。何しかはえ知らず
とはいひし。』と、後に恨みられけること。」など語り出でさせ給へば、御前なるかぎり、17「13さ思ひつ
べし。口をしくいらへけん、こなたの人の心地うち聞きはじめけむ。いかがにくかりけん」など笑ふ。14こ
れは忘れたることかは。皆人知りたることとかや
(注)@にくき歌 気に入らない歌。ここは「いはで思ふぞ」の歌。Aなぞなぞあはせ 相手の出題した謎を解いて勝負を争う遊び。B方人 (歌合わせなどで)双方に分かれた場合の、一方の側の人。又いずれかの見方を言う。「かたひと」の音便。Cらうらうじかりけるが 達者だった人が。D左の一 左方の第一番。「左」は左右に分けた左方の意。E日 (なぞなぞ合わせの)当日。F非常に 万一の場合。G天にはり弓 上弦または下弦の月を言う。弦月。最も初歩のなぞ。Hあなたによりて 敵方に内通して。I口ひきたれて 口を「へ」の字の形にして。口をゆがめて。J猿樂しかくるに ふざけかかっている間に。K數 勝ち負けの度数を数えるためのしるしとする串。
一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 几帳 2 新参り 3 童 4 方人 5 見証 6 愛敬
7 恨み 8 心地
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 つつまし
2 くちをし
3 むつかる
4 心もとなし
三 登場人物を抜き出せ。また、傍線部1〜14の問いに答えよ。「 」1〜17は誰の言葉か。
1 誰がどこへ。
2 誰が誰を。
3 指示内容を記せ。
4 指示内容を記せ。
5指示内容を記せ。
6 指示内容を記せ。
7 (1)このなぞのレベルは。
(2)この謎を出した人の意図は。
8、10 それぞれどういう気持ちがうかがえるか。
9 指示内容を記せ。
11 指示内容を記せ。
12 誰のことか。
13 誰がどのように思ったことを言うのか。
14 指示内容を記せ。
四 二重傍線部1〜6の文法問題に答えよ。
1 品詞分解 口語訳
2 文法的に説明せよ。
3 品詞名 基本形 活用形 意味
4 品詞分解 口語訳
5 品詞分解 口語訳
6 品詞分解 口語訳
五 口語訳
(1)
道隆がいらっしゃらなくなって後、世の中に不祥事が勃発して騒がしくなって、定子も参上なさらず小二条殿という所にいらっしゃるのに何となくいやだったので長く実家にいた。お側が木に掛かることだけがやはり縁を絶っていることが出来ないだろう。
源経房が いらっしゃって話しなさる。「今は小二条殿に参ったところ大層気の毒な様子であった。女房の装束、裳、唐衣が折りに合いきちとしていました。御簾の側の開いているところから見入れると八、九人くらい朽ち葉の唐衣、うす色の裳に紫苑・萩など趣深く座り並んでいたなあ。御前の草が大層茂っているのを『どうして刈り取らせないのか。』と言ったところ、『わざと露を置かせて御覧になっている。』と藤原重輔の声で答えたが、趣深くも思ったなあ。『お里下がりは大層つらい。こういう所にお住まいなさるうちは、ひどいことがあっても清少納言は必ずお仕えすべき人とお思いになっているのに、その甲斐もない。』と大勢が言っていたのは、女房達が経房を通して清少納言に語り聞かせ申せということだったよ。参上してみなさい。かわいそうな所だ。露台の前に植えられていた牡丹などの趣深いこと。」などおっしゃる。 「さあ同僚の女房達がにくいと思ったが、またそおことを憎い思いましたので。」と答え申す。「どうぞ穏やかなお気持ちで。」と言って笑いなさる。
(2)
本当にどうなるだろうと思い出す。定子の怒りではなくて、候う人たちなどが「道長がたの人の知り合いだ。」と言って、寄り集まっているのも下局から私が参上するのを見ては、ふと言いやめのけものにする様子であるのが見慣れず憎かったので、「参上して。」と度々ある仰せごともやり過ごして、本当に長くなってしまったqたのを、また定子のあたりでは、ただ道長がたの者だと言いなしてうそなども出てきたのだろう。
いつもように仰せごともなくて、数日たったので、心細くて物思いに沈んでぼんやり見回しているうちに長女が手紙を持ってきた。「定子から宰相の君を通してこっそりくださった。」と言ってここでさえ人目を避けるのも度を過ぎている。ことづての仰せごとではないだろうとどきりとして、すぐあけたところ紙には物もお書きにならないで山吹の花びら一片をおつつみなさっている。ひどく日頃の仰せごとのないことが自然に嘆かれ、みななぐさめられて嬉しいのに、長女もじっと見て、「定子にはどんな物の折ごとにも清少納言を思い出し申しなさっているのに、誰も不思議な御長居と思っているでしょう。どうして参上なさらない。」と言って「ついそこまでちょっと退出して参上しましょう。と言って行った後に御返事を書いてさしあげようとするが、この歌の上の句を全く忘れた。「ひどく不思議な同じ古歌といいながらしらに人があろうか(いやない)。すぐ口元まで思い出しながら言い出せないのはどうぢてか。」などというのを聞いて、前にいた童が「『下ゆく水』と行ったのなどこう忘れたのだろう。これに教えられるのも面白い。
(3)
お返事を差し上げて少したって参上したがいつもよりは気おくれして御几帳に隠れていますのを、「あれは新参舎か。」などお笑いになって、「奇にいらない歌だが、今回は言ってもいいと思ったので。大体定子が清少納言を見つけないでは少しも慰めル事が出来ない。」などとおっしゃって、変わった御様子もない、。童におしえられてことなどを申し上げるとひどくお笑いになって、「そういうことはある。あまり軽んじる古事などは、そういうこともきっとあるだろう。」などおっしゃるついでに、「なぞなぞあわせをした。一方の側の人ではなくて、そういうことに巧みであった人が、『左の一は自分が言おう。そう思いなさい。』などと頼んだのに、そrでもまずいことはいいださないと頼もしくうれしくてみな人々が作り出し、選定するのに、『その謎の言葉を任せて残しなさい。そう申してもまさかつまらなくはないだろう。』と言う。本当と推量するのい、当日がひどく近くなった。『やはりこのことをおっしゃい。万一の場合おなじこともあるかもしれない。』というのを『それではいざ知らず。お頼みなさるな。』などと腹を立てたので、不安なままその日になってみな方の人、男女座り別れて、審判などひどく多く座り並んであわせた時に左の一の人ひどく慎重に構えきをくばって いる様子でどういうことを言い出すのだろうと思えたので、味方も敵もみな待ち遠しく見守って、『なぞなぞ。』と言ううちに、はっきりしない。『天に張り弓』と言った右肩の人は、大層興味があると思うが、見方の人は考えられも、しない。皆腹立たしく情味なくて、敵方に内通してわざと負けさせようとしたなどとちょっとの間に考えると、右のは、『大層残念で馬鹿げてている。』とわらって、『いやいや全く知ることができない。』と言って、口をゆがめて『知らないことだ。』と言って、ふざけかかっている間に、勝ち負けの印のことをさした。『大層不思議なこと、之を知らない人は誰がいようか(いやいない)。全く串をさせないだろう。』と言うが『知らないと言ったのはどうして負けることにならないか(いやなる)。』といって次々のもこの人が論じ勝たせた。『誰でも人が知っていることだけれ3ども思い出せない時は、こういうことはある。どうして知らないと言ったのか。』と後で恨まれたことなど語り出されたので御前にいた人達は皆「そう思った。残念な答えをした。こちらの人の気持ちは初めて聞いた時はどんなに腹立たしかっただろうか。」などと笑う。これは忘れていたことだろうか、ただ皆しっていた事だったのだ。
構成
(1) (2) (3) |
節 |
995年 996年 小二条 数日間 |
時 場所 |
里居 「女房たちが憎いと思った。」 里居の理由 慰められる 嬉しい 「上の句を忘れた。」 出仕する。 几帳に隠れる。 「童女に教えられて。」 |
清少納言 |
(道隆)死去 (伊周)流罪 (定子)遷御 出家 ←(源経房)訪問 出仕を促す。 (女房達)陰口「清少納言は道長と親しい。」 (長女)「定子が待っている。」 (定子の手紙)山吹の花びら一つ 「いはで思ふぞ」 下の句 (前にいた童女)「下ゆく水」上の句 ←(定子)「あれは新参りか?」 (定子)「どわすれだ。」 なぞなぞの話で慰める。 |
他 |
解答
(1)
一 1 さちゅうじょう 2 そうぞく 3 も 4 からぎぬ 5 みす 6 くちば
7 さいしょう 8 さとい 9 ぼうたん
二 1 いやだ。 2 宮仕えの者が奉公先に対して自分の実家を言う語。3 きにかかる。4 答える。
三 1 宮中へ
2 「御氣色にはあらで、さぶらふ人たちの、「左大殿のかたの人しるすぢ
にてあり」などささめき、さし集ひて物などいふに、下より參るを見ては言ひ止み、はなち立てたるさまに
見ならはずにくければ」 3 清少納言。 4 小二条殿 5 小二条殿 6 清少納言が定子のそばに。
7 女房たちが経房を通して清少納言に。 8 女房たちが清少納言を。 9 清少納言が女房たちが清少納言を憎らしいと思ったこと。
「 」1 源経房 2 源経房 3 宰相の君 4 女房達 5 清少納言 6 源経房
四 助動つ完了 意図的 作為的 助動完了ぬ無意識的 自然的
(2)
一 1 けしき 2 おおせごと 3 おさめ 4 やまぶき 5 はべ
二 1 寄り集まる。 2 のけ者にする。 3 うそ。 4 数日間 5 物思いにふける。6 ことづて 7 ちょっと。 8 古歌。
三1 定子の怒り。 2 清納言の事を(道長と親しい間柄にあると) 3 清少納言
4 清少納言の事。 5 定子は蟄居中で、清少納言は道長と噂がたっていたので。
6 清少納言の里。7 口に出す以上に清少納言を懐かしく思っている。
8 (1)聞こえ 清少納言 させ給ふ 定子 (2)清少納言を 9 長女
10 清少納言 11 前にいた童女
「 」1女房達 2 定子 3 長女 4 定子 5 長女 6 長女 7 清少納言
8 童女
四 1 動ラ四なる已 2 助動なり体伝 3 助動らる体受
(3)
一1 きちょう 2 にいまいり 3 わらわ 4 かたうど 5 けんぞ
6 あいぎょう 7 うらみ 8 ここち
二 1 きおくれするさまである。 2 つまらない。 3 腹をたてる。 4 待ち遠しい。
三 1 清少納言が小二条殿へ。 2 定子が清少納言を。
3「いはで思ふぞ」の上の句を忘れ童女に教えられたこと。4 その謎の言葉。
5「その詞をただまかせて残したまへ」 6 なぞの言葉。
7 (1)初歩。(2) 故意にやさしいなぞを出して安心させ勝とうとした。
8 勝ったも同然。10茫然自失。 9 味方の人。11 「天に張り弓」のなぞ。
12 達者だった人。 13 敵方の人が相手を馬鹿にして負けになったことについて恨めしく思った。
14「天に張り弓」のこと。
「 」 1 定子 2 定子 3 定子 4 定子 5 達者だった人 6 達者だった人 7 人々
8 達者だった人 9女房達 10 達者だった人 11 敵方の人 12 敵方の人 13 敵方の人
14 敵方の人 15 達者だった人 16 人々 17定子の側の人々
四 1 え 副 こそ 係 なぐさむ 動なぐさむ止 まじけれ助動已打推 慰めることができないだろう。
2 絶対敬語 皇后・皇太子に用いる。謙譲語 3 助動じ止打推
4 な副 頼ま動マ四頼む未 れ助動尊る用 そ終助禁止 お頼みなさるな。
5 負け動カ下二負く未 させ助動さす未使 む助動む止意思 負けさせよう。
6 え副 知ら動知るラ四未 ず助動ず止打 知ることができない。