紫式部

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(11)㉝藤裏場3明石の姫君入内賀茂祭見物源氏の訓戒

語釈

 

                                   ・接逆説

(1)   1@御参りの儀式、人の目おどろくばかりのことはせじとおぼしつつめど(光源氏)、おのづから世の

 

常のさまにぞあらぬや(儀式)。限りもなくかしづき据ゑ奉り給ひて、A上は、まことに2はれにつく

・格引用          ・係例示強意                  反実仮想   

と思ひ聞こえつけても、B人に譲るまじう、3まことにかかることもあらましかおぼす(紫

      ・係並列 ・係並列                         ・格引用 

の上)。C大臣も宰相の君も(光源氏・夕霧)、ただ4このこと一つをなむ、飽かぬことかなとおぼしける(光

 

源氏・夕霧)。D三日過ごして、上は5まかでさせ(紫の上)。

 

(注)@御参りの儀式明石の姫君の入内の儀式。A上 紫の上。 B人に譲るまじう 人の手に渡したくなく。C大臣も宰相の君も、 源氏も夕霧も。このとき源氏は太政大臣、夕霧は参議。D三日 当時の婚礼の通例の日程。

 

一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。

 

 1 東宮 2 女御 3 入内 4 奉る 5 大臣

 

二 次の語の意味を辞書で調べよ。

 

 1 かしづく

 2 飽く

 

三 登場人物を抜き出せ。また、傍線部1〜4の問いに答えよ。

 

 1 明石の姫君の儀式を執り行うことについて、光源氏はどのようにこころがけていたか。

 2 どういう信条をあらわしたものか。

3 事実はどうだったのか。

 4 「このこと一つ」とは、何を指すか。

 

四 二重傍線部1〜7の文法問題について次の表を埋めよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注意

 

 

 

 

 

番号

 

させ

まか

 

聞こえ

 

 

奉り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

種類

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地 会話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                              ・係

(2)たちかはり1@参り夜、1御対面あり(明石の君)。「かくAおとなび3けぢめになむ(明

                  ・接原因理由                     ・格引用

石の姫君)、年月のほども知られ4侍れば(紫の上)、2うとうとしき隔ては残るまじくや(遠慮)。」と、なつ

 

かしうのたまひて、物語など(紫の上)。これもうちとけぬる初めなめり(明石の君)。ものなどうち言

      ・副 

ひたるけはひなど(明石の君)、3Bむべこそはと、めざましう見給(紫の上)。また、いと気高、盛りな

          ・格対象

る御けしき(紫の上)を、かたみにめでたしと見て(明石の君)、4そこらの御中にも、すぐれたる御心ざしに

 

て、並びきさまに定まり5給ひけるも、いとことわり(紫の上)と思ひ知らるるに(明石の君)、かうまで5

                       ・接逆接

立ち並び聞こゆる契り、6おろかなりやと思ふものから(明石の君)、出で給儀式のいとことによそほし

                               ・格対象

く、御C輦車など許され7給ひて、7女御の御ありさまにことならぬ(紫の上)、思ひ比ぶるに、Dさすがな

 

る8身のほどなり(明石の君)。

 

(注)@参り給 明石の君が参内なさる。Aおとなび給 大人らしくおなりになった。このとき、姫君は十一才。Bむべこそは 源氏が明石の君を重んじるのも当然だ。C輦車 人が手で引く車。天皇の許可のあった者だけが、これに乗って内裏を出入りすることが出来た。Dさすがなる 紫の上に比べるとやはり劣っている。

 

一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。

 

 1 侍れ 2 契り 3 輦車 4 女御

 

二 次の語の意味を辞書で調べよ。

 

 1 たちかはる

 

 2 うとうとし

 

 3 めざま

 

 4 かたみに

 

 5 そこら 

 

 6 おろかなり

 

 7 よそほし

 

三 登場人物を抜き出せ。また、傍線部1〜8の問いに答えよ。

 

  登場人物

 

 1 誰と誰が対面するのか。

 2 (1)この語の対義語を抜き出せ。

 

(2)紫の上が明石の君に「うとうとしき隔ては残るまじくや」と言っているのはなぜか。

 

 3 ほぼ同じ意味の感慨を表す言葉を抜き出せ。

 

 4 どういう意味か。

 

 5 「立ち並び」とはどういう意味か。

 

 6 明石の君のどういう心情か。

 

 7 誰が。

 

 8 誰の。

 

四 二重傍線部1〜7の文法問題について次の表を埋めよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二方

 

注意

 

 

 

 

 

番号

 

聞こゆる

侍れ

参り

 

 

 

 

 

 

 

 

主語

 

 

 

 

 

 

 

 

種類

 

 

 

 

 

 

 

 

地 会話

 

 

 

 

 

 

 

 

誰が

 

 

 

 

 

 

 

 

誰を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       ・格対象               ・格場合

(3)いとうつくしげに、雛のうなる御ありさまを(明石の君)、1夢の心地して見奉るにも、涙のみとどま

 

らぬは、@2一つものと見えざりける(明石の君)。年ごろよろづに嘆き沈み、さまざま憂き身と思ひ屈しつ

 

る命も延べまほしう、はればれしきにつけて、まことにA住吉の神もおろかならず思ひ知ら(明石の君)。

                                            ・接原因由

(4)思ふさまにかしづき聞こえて、心及ばぬこと、はた、をさをさなき3人Bのうらうじさなれば(明石

                                     ・接順接確定   

の君)、おほかたのC寄せおぼえよりはじめ、なべてならぬ御ありさま・かたちなるに(明石の姫君)、D宮も、

 

若き御心地に、いと心ことに思ひ聞こえ給へり(東宮)。いどみ3給へる御方々のE人などは(おつきの女

              ・格対象               ・接逆説

房)、この母君のかくて候ひふを(明石の君)、F瑕に言なしなどすれ(おつきの女房)、それに消たる

                                             ・格対象

くもあらず(明石の君)。いまめかしう、並びなきことをさらにも言はず、心にくくよしある4御けはひ(明

                                   ・接原因理由

石の姫君)、はかなきことにつけても、Gあらまほしうもてなし聞こえ給へれば(明石の君)、殿上人など

 

も、めづらしきHいどみどころにて(殿上人)、Iとりどりに候ふ人々も(伺候している人々)、J心をかけた

 

る女房の用意・ありさまさへ(女房)、いみじくととのなし給へり(明石の君)。

 

(注)@一つものと 『後撰集』に「うれしきも憂きも心は一つにて分かれぬものは涙なりけり」(雑二 よみ人知らず)とある。A住吉の神 明石の入道が明石の君の未来について住吉明神に願をかけていたことをふまえる。A住吉の神 明石の君の利発さ。C寄せおぼえ 姫君に対する人気や評判。D宮 東宮。E人 おつきの女房。F瑕に言なし 明石の君の低い身分を欠点として言い立て。Gあらまほしうもてなし 明石の君が姫君を申し分なくお世話し。Hいどみどころ 風流の才を来そう場。Iとりどりに候ふ人々も その場に思い思いに伺候している人々も。下の「心をかけたる女房」と対応する。J心をかけたる女房 殿上人が関心を抱いている女房。

 

一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。

 

 1 憂き身 2 思ひい屈す 3 住吉 4 瑕 5 殿上人

 

二 次の語の意味を辞書で調べよ。

 

 1 思ひい屈す

 

 2 をさをさ

 

 3 今めかし

 

 4 心にくし

 

三 登場人物を抜き出せ。また傍線1〜4の問に答えよ。

 

 1 なぜか。

 

 2 なぜか。

 

 3 これを修飾している部分を抜き出せ。

 4 誰の。 

四 二重傍線部1〜3の文法問題について次の表を埋めよ。

 

 

 

 

 

二方

 

注意

 

 

 

 

番号

 

給へ

給へ

聞こえ

 

 

 

 

主語

 

 

 

 

種類

 

 

 

 

地 会話

 

 

 

 

誰が

 

 

 

 

誰を

 

                                            ・接逆接

(5)上も、1さるべき折ふしには1参り(紫の上)。2御仲らあらまほしううちとけゆくに(二人の

 

中)、さりとて3@さし過ぎもの慣れず、侮らはしかるべきもてなし、はた、つゆなく、あやしくあらほしき

 

人のありさま・心ばへなり(明石の君)。

 

(6) 大臣も、長からずのみおぼさるるA御世のこなたにと3おぼしつる御参り、かひあるさまに見奉りな

                ・接逆接

し給ひて(光源氏)、B心からなれ(夕霧)、世にC浮きたるやうにて見苦しかりつる宰相の君も、思ひなく

             ・接原因理由

めやすきさまにまりぬれば(夕霧)、御心落ちゐ果て給ひて、今は本意も遂げなむとおぼしなる(光源氏)。

                            ・接原因理由

E対の上の御ありさまの見捨てがたきにも、F中宮おはしませば、おろかならぬ御心寄せなり(光源氏)。G

                                   ・接原因理由

の御方にも、4H世に知られたる親ざまには、まづ思ひ聞こえければ、5さりともとおぼし譲り

                                             ・格引用

り(明石の君)。I夏の御方の、時々にはなやぎ給ふまじきも(花散里)、宰相のものし6給へ(夕霧)と、

 

みなとりどりにうしろめたからずおぼしなりゆく(光源氏)。

 

明け年、四十になり7(光源氏)。御賀のことを(光源氏)、おほやけよりはじめ奉り、大きな世のいそぎなり(朝廷)。

 

(注)@さし過ぎもの慣れず 出過ぎたり、なれなれしい態度をとったりせず。A御世のこなたに ご存命の内に。B心からなれ 夕霧が自分から求めたことだが。C浮きたるやうにて 身の固まらぬさまで。夕霧と雲居の雁との結婚が六年間も実現しなかったことを言う。D静まり給ぬれば 結婚生活が落ち着きなさったので。E対の上 紫の上。F中宮 秋好中宮。冷泉帝の中宮。六条御息所の娘で、源氏の養女。Gこの御方 明石の姫君。H世に知られたる親ざま 表向きの親。I夏の御方 花散里。六条院に済む女性の一人。夕霧の養女。

 

一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。

 

 1 侮らはし 2 宰相 3 本意 4 中宮 5 四十

 

二 次の語の意味を辞書で調べよ。

 

 1 侮らはし 

 

 2 もてなし

 

 3 めやすし

 

 4 心寄せ

 

 5 いそぎ

 

 

 

三 登場人物を抜き出せ。また、傍線1〜5の問に答えよ。

 

 1 どのような時か。

 

 2 紫の上と明石の君

 

 3 誰がだれにたいして「さし過ぎもの慣れず」というのか。 

 

 4 何と対比してこういう言い方をしているのか。

 

 5 「さりとも」の下には、どのような気持ちが込められているか。

 

 

四 二重傍線部1〜7の文法問題について次の表を埋めよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注意

 

 

 

 

 

番号

 

給へ

聞こえ

おぼし

参り

 

 

 

 

 

 

 

 

主語

 

 

 

 

 

 

 

 

種類

 

 

 

 

 

 

 

 

地 会話

 

 

 

 

 

 

 

 

誰が

 

 

 

 

 

 

 

 

誰を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五 口語訳

(1)  明石の姫君の入内の儀式は、人目を驚かすほどの(派手な)ことはすまいとお思いになったけれど、

自然に世間並みの規模にはならない。このうえもなく大切にお世話申しなさって、紫の上は、(姫君を)心からかわいいとお思い申し上げなさるにつけても、人に渡したくなく、本当にこのように自分の実の娘が入内することでもあったならとお思いになる。太政大臣(源氏)も宰相の君(夕霧)も、ただこのこと一つだけを、不満なことだとお思いになる。三日間を過ごして、紫の上は宮中をご退出になる。

 

(2)(紫の上に)入れ替わって(明石の君が)参上なさる夜、二人の対面があった「(姫君が)こんなに大人らしくおなりになったその境目に、年月の経過もわかりますので、分け隔ての遠慮など残るまい。」と、親しげにおっしゃって、お話などなさる。これも打ち解ける初めなのだろう。ものなどおっしゃる物腰などを「(源氏の君がこの人を重んじるのも)当然だわ。」と、目を見張る思いで御覧になる。また(明石の君のほうも)、(紫の上の)たいへん気品があり、女盛りのご様子を、たがいにめでたいと見て、「たくさんの女性たちの御中でも、だれにもまさった(源氏の君の)ご愛情であって、並ぶ者のない地位におさまりなさっていたのも、全く当然のことだよ。」とおのずから納得する気持ちになり、(それにつけても)「こんなふうに(紫の上と)肩をお並べ申し上げるという前世からの宿縁は、並々のことではないのだ。」と誇らしい気持ちになる。しかし、そうはいうものの、ご退出なさる儀式がまことに格別で美々しく立派で、、(勅許を得て)御輦車などを許されなさって、女御の(御退出の)御ありさまと異ならぬ(ご待遇を受けておられる)のを、(自分と)思い比べると、やはり段違いだ(わが身の上は劣っている)と(劣等感を)感じるわが身のほどである。

 

(3)とてもかわいらしい様子で、雛人形のような姫君のご様子を、(明石の君は)夢見る思いで拝見するにつけても、涙だけがとまたないのは、その涙は、悲しいときに流すのと同じ涙とは思えないものだった。これまで長い年月ことにふれて嘆きに沈み、あれこれとつらい運命だと気がめいっていた命も)いつまでも生きていたいと思うほど、晴れやかな気分になるにつけて、本当に住吉の神の霊験もおろそかではないと思い知られる。

 

(4)思う存分に(姫君を)大切に養育し申して、行き届かぬことなどは、ない、また、明石の君の人柄の利発さであるから、世間一般の高い人気や評判よりはじめ、並み一通りでないお姿容貌ゆえに、東宮も若い御心地で大層特別に思いなさる。(東宮の寵を得ようと)お競いになる御方々のお付きの女房などは、(姫君の生母である身分の低い)この母君(明石の君)がこうして姫君のおそばにお仕えしていらっしゃるのを、(姫君の声価を損なう)として言い立てたりするが、そんな悪口などに負かされるはずもない。現代ふうで、比類ないことは言うまでもなく、奥ゆかしく優雅な(姫君の)お人柄を、ささいなことにつけても、(明石の君が)申し分なくお世話申し上げなさるので、殿上人なども、ほかにはない風流の才を競う場だと心得て(おり)、その場に思い思いにお仕えしている女房も、殿上人が関心をいだいている女房の心がけや態度までも、(明石の君は)たいそうよく仕込んでいらっしゃる。

(5) 紫の上も、行事や儀式のあるときは、参内なさる。紫の上と明石の君の御仲は理想どおりうちとけてゆく。が、だからといって(明石の君は)出過ぎたりなれなれしい態度をとったりはせず、さげすまれるはずの態度も、それでいて、少しもなく、不思議なほど非のうちどころのない人柄(であり、)思慮である。

 

(6)源氏の大臣も、長くはないとお思いにならずにいられないご存命のうちにとお思いだった(姫君の)ご入内を、立派に見申しなさったし、(夕霧)自ら求めたこととはいえ、結婚が六年も実現しなくて見苦しかったけれど、思いなく見苦しくない様子に落ち着いたので、光る原意が心おちつきなさって、今は本意も遂げようお思いになる。紫の上のお身の上が見捨てがたく思うにつけても、中宮がいらっしゃるから、(これが)なおざりでない心寄せである。明石の姫君におかれても、(表向きの)親としては、(紫の上を)まず第一に大切にお思い申し上げなさるであろうか、もう何事があっても(大丈夫だ)とお任せする気持ちでおられるのであった。花散里の時々晴れ晴れしくお振る舞いになることはかなうまいが、これも、夕霧がおいでだから(安心だ)と、どの女性たちもそれぞれに(その将来は)心配ないというお気持ちに(源氏は)おなりになっていく。

 明年は、(源氏は)四十歳におなりになる。その祝賀の宴のことを、帝をはじめ申し上げて、世をあげてたいへんな準備である。     (藤裏葉)

 

 

 

 

 

構成

 

 

(1)

 

 

 

 

 

 

(2)

 

 

 

 

(3)

 

 

(4)

 

 

 

(5)

 

(6)

 

 

 

 

 

 

 

三日後

 

交代する 夜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行動儀式

時 場所

 

大切にする      →

 かわいい       →

 実の姫だったら?   →

  (光源氏)子がないことが不満

退出する

 

            対

 遠慮なくなる 打ち解けの初め なるほど     →

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参上する        仲

 

(光源氏)参内する(39才)

(夕霧)落ち着く(18才)

(光源氏)出家しよう

(光源氏)四十才 賀

紫の上(31歳)

 

明石の姫君の入内

 

 

 

 

 

 

 

←物言う様子 対等に話す

 ←やはり劣っている

 

(姫君)雛人形のよう 涙(11才)

 辛いことがあっても長生きしたい

 

(姫君)姿・容貌がいい

   ↑

(東宮)心を寄せる

 

いい 出すぎない

 

(明石の姫君)表向きの親

明石の君(30歳)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主題 明石の姫君の入内を中心として第一部がめでたく終わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(11)㉝藤裏場3明石の姫君入内賀茂祭見物源氏の訓戒  解答

(1)

登場人物 紫の上 光源氏 夕霧

一 1 とうぐう 2 にょうご 3 じゅだい 4 たてまつ 5 おとど

二 1 世話する 2 満足する

三 1 人目を驚かすようなことはすまい 2 心の底からかわいいと思う心情 

  3 紫の上は養女を入内させる 

4 紫の上に子がないこと

 

 

 

 

注意

 

 

 

 

 

番号

 

させ

まか

 

聞こえ

 

 

奉り

 

 

(まかで=紫の上)

(まかで=紫の上)

紫の上

(思ひ=紫の上)

 

(思ひ=紫の上)

 

(すゑ=紫の上)

 

(すゑ=紫の上)

 

主語

 

尊敬

尊敬

謙譲

尊敬

 

謙譲

 

尊敬

 

謙譲

 

種類

 

地 

地 

地 

地 

 

地 

 

地 

 

地 

 

地 会話

 

作者

作者

作者

作者

 

作者

 

作者

 

作者

 

誰が

 

紫の上

紫の上

宮中

紫の上

 

姫君

 

紫の上

 

姫君

 

誰を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2)

一 1 はべ 2 ちぎ 3 てぐるま 4 にょうご

二 1 入れ替わる 2 よそよそしい 3 すばらしい 4 たがいに 5 たくさん 6 並一通り

  7 美々しく立派だ

三 1 明石の君と紫の上 2 (1)なつかしさ (2)明石の君は明石の姫君の実母だから

  3 いとことはり 4 源氏から寵愛を受けている大勢の方々の中でも 5 紫の上とこうして対等に話しが出来ること 6 自信 7 紫の上 8 明石の君

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二方

 

注意

 

 

 

 

 

番号

 

聞こゆる

侍れ

参り

 

(許され=紫の上)

(立ち並ぶ=明石の君)

(定まり=紫の上)

 

 

(おとなぶ=明石の姫君)

 

(参り=明石の君)

 

明石の君

 

主語

 

尊敬

 

謙譲

 

尊敬

 

丁寧

 

尊敬

 

尊敬

 

謙譲

 

種類

 

 

 

 

地 会話

 

作者

作者

作者

紫の上

 

紫の上

 

作者

 

作者

 

誰が

 

紫の上

紫の上

紫の上

明石の君

 

明石の姫君

 

明石の君

 

宮中

 

誰を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(3)(4)

一 1 うきみ 2 おもいくっす 3 すみよし 4 きず 5 殿上人

二 1 気が滅入る 2 決して 3 現代風である。 4 奥ゆかしい

三 1 現実に再会できるとは思っていなかったので 2 うれしさの心情 

3 思ふさまに〜をなき人 4 明石の姫君

 

 

 

 

二方

 

注意

 

 

 

 

番号

 

給へ

給へ

聞こえ

 

(いどみ=女御達)

(思ひ=東宮)

(思ひ=東宮)

主語

 

尊敬

尊敬

謙譲

種類

 

地 会話

 

作者

作者

作者

誰が

 

女御達

凍宮

姫君

誰を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(5)(6)

登場人物 光源氏 中宮 宰相 

一 1 あなづ 2 さいしょう 3 ほい 4 ちゅうぐう 5 よそじ

二 1 見下げたい気持ちになる 2 態度 3 見苦しくない 4 心を寄せること 5 準備

三 1 宮中の特別な行事や儀式のあるとき 2 紫の上と明石の君 

3 明石の上が紫の上に対して(出過ぎる。なれなれしい) 

4 明石の姫君の実母の明石の君に対して養母の紫の上を 5 心配なことはあるまい  

 

 

 

 

二方

 

 

 

 

 

注意

 

 

 

 

 

番号

 

給へ

聞こえ

おぼし

参り

 

(なり=光源氏)

(物し=夕霧)

(思ひ=明石の姫君)

(思ひ=明石の姫君)

光源氏

(参り=紫の上)

紫の上

主語

 

尊敬

尊敬

尊敬

謙譲

尊敬

尊敬

謙譲

種類

 

地 会話

 

作者

作者

作者

作者

作者

作者

作者

誰が

 

光源氏

夕霧

明石の姫君

紫の上

光源氏

紫の上

朝廷

誰を