(2) 源頼義、馬盗人を射殺したること 『今昔物語』巻第二十五第十三
語釈
(1)今は昔、@河内前司A源頼信朝臣といふ兵ありき。B東によき馬持ちたりと聞きける者のもとに、この頼信
朝臣乞ひに遣りたりければ、馬の主いなび難くてその馬を1上せけるに、道にして、馬盗人ありてこの馬を見て、
極めて欲しく思ひければ、構へて盗まむと思ひて、ひそかにつきて2上りけるに、この馬につきて上る兵どもの3
緩むことのなかりければ、盗人、道の間にては1え取らずして、京までつきて、盗人上りにけり。馬は2率て上せ
にければ、頼信朝臣の廐に立てつ。
(注)@河内前司 前河内守。「河内」は、今の大阪府東部。A頼信朝臣 平安時代中期の武将。源満仲の三男。上総、甲斐、河内など各地の国司を歴任。(968〜1048)「朝臣」はここでは四位の敬称。B東 東国のこと。範囲は時代により異なるが、平安時代では、ほぼ今の関東地方にあたる。
一、次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 河内前司 2 源頼信朝臣 3
乞ひに遣り 4
馬盗人 5
緩む
6
率て
7 廐
二、次の語の意味を辞書で調べよ。
1 兵
2 乞ふ
3 いなぶ
三、登場人物を抜き出せ。また、傍線部1〜5の問いに答えよ。
登場人物
1 誰がどこへか。。
2 主語を記せ。
3
具体的にはどういうことをいうのか。
四 二重傍線部1,2の文法問題に答えよ。
1 品詞分解し、口語訳せよ。
2 基本形 活用の種類 活用形
五 口語訳
(1) 今では昔のことであるが、河内の前司源頼信朝臣という武士がいた。東国に立派な馬を持っていると聞いた人のところに、この頼信朝臣が(馬を)もらいにやったところ、馬の持ち主は断りづらくて馬をのぼらせたが、道中において、馬盗人がいてこの馬を見て、この上なくほしく思ったので、きっと盗もうと思って、こっそり(後を)つけてのぼったが、この馬に付き添ってのぼる武士たちが油断することがなかったので、盗人は道中では取ることができなくて、京までついて来てしまった。馬はつれてのぼらせてしまったので、頼信朝臣の厩にたてた。
(2) しかる間、頼信朝臣の子C頼義に、「我が親のもとに東より今日よき馬率て上りにけり。」と人告げけれ
ば、1頼義が思はく、その馬D由なからむ人に乞ひ取られなむとす。2しからぬ前に我行きて見て、まことによき
馬ならば我乞ひ取りてむと思ひて、親の家に行く。雨いみじく降りけれども、この馬の恋しかりければ、3雨にも
障らず夕方ぞ行きたりけるに、親、子にいはく、「4など久しくは見えざりつるぞ。」など言ひければ、Eついで
に、5これはこの馬率て来り1ぬと聞きて、6これ乞はむと思ひてF来りたるな2めりと7思ひければ、頼義が5
3いまだ言ひ出でぬ前に、親のいはく、「東より馬率て来りたりと聞きつるを、我は4いまだ見ず。遣せたる者は
よき馬と5ぞ言ひたる。今夜は暗くて何とも見えじ。朝見てG心につかば、速やかに取れ。」と言ひければ、頼義、
乞はぬ前にかく8言へば、うれしと思ひて、「さらば今夜は御H宿直つかまつりて、朝I見給へむ。」と言ひてと
どまりにけり。宵のほどは物語などして、夜更け6ぬれば、親も寝所に入りて寝にけり。頼義も傍らに寄りて寄り
臥しけり。
(注)C頼義 頼信の長男。各地の国司を歴任。前九年の役で活躍した。(988〜1075)D由なからむ人 取るに足りないような人物。Eついでに (言ったが)その時に。F来りたるなめり 来たのであるようだ。「なめり」は、「なるめり」の音便形「なんめり」の「ん」の無表記。G心につかば 気に入ったならば。H宿
直 宮中や役所に泊まって警護などをすること。ここでは、父の家に宿泊すること。I見給へむ 拝見致しましょう。
一、次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1
頼義 2 由なからむ 3
遣せたる者 4 朝 5 宿直 6
宵
7 夜更けぬれば 8
寝所 9 傍らに 10 寄り臥しけり
二、次の語の意味を辞書で調べよ。
1 いみじ
2 朝
3 乞ふ
4 宵
三、傍線部1〜8の問いに答えよ。
1 思った内容はどこからどこまでか。
2 どのようになる前にか。
3 どういう事が分かるか。
4 どうして長いこと訪問しなかったのか。
5 指示内容を記せ。。
6 指示内容を記せ。
7 主語を記せ。
8 主語を記せ。
四二重傍線部1〜8の文法問題に答えよ。
1 品詞名 意味 基本形 活用形
2 品詞名 意味 基本形 活用形
3 文法的意味
4 文法的意味
5 結びの語 基本形 活用形
6 品詞名 意味 基本形 活用形
五 口語訳
(2)そうしている内に、頼信朝臣の子頼義に、「あなたの親の所に今日東国から立派な馬を連れてのぼってきた。」と人が告げたので頼義が、その馬は取るに足りない人にきっと貰われとられるだろう。そうならない前に、私が言って見て、本当に立派な馬ならば私が貰おうと思って、親の家に行く。雨がたいそう降っていたけれども、この馬が恋しかったので、雨にも妨げられず夕方行ったところ、親が子に言うことには、「どうして長いこと訪問しなかったのか。」などと言ったが、その時にこれはこの馬を連れてきたと聞いて、これを貰おうと思ってきたのであるようだと思ったので、頼義がまだ言出さない前に、親が言うことには、「東国から馬を連れて来たと聞いたが、私はまだ見ていない。よこした人はいい馬だと言った。今夜は暗くて全く見えない。朝見て気に入ったら持って行け。」と言ったので、頼義は求めない先にこう言うので嬉しいと思って、「それならば今夜は泊まって、朝拝見しよう。」と言って泊まった。夜になって間もない頃は話などして夜が更けたので、親も寝室に入って寝た。頼義もそばによって寝た。
(3) しかる間、雨の音やまずに降る。夜半ばかりに、雨のまぎれに馬盗人入り来れり。この馬を取りて、引き
出でて去りぬ。その時に廐の方に、人、声をあげて叫びていはく、「夜前率て参りたる御馬を、盗人取りてまかり
ぬ。」と。頼信、この声をほのかに聞きて、頼義が寝たるに、1かかること言ふは、聞くやと2告げずして、起き
けるままに衣をJひき壷折りて、K胡 をかき負ひて、廐に走り行きて、自ら馬を引き出だして、あやしの鞍のあ
りけるを置きて、それに乗りてただひとり3L関山ざまに4追ひて行く。心は、この盗人は東の者の、このよきを
見て取らむとてつきて来りければ、道の間にて1え取らずして京に来りて、かかる雨のまぎれに取りて去りぬるな
めりと4思ひて、行くなるべし。
また頼義もその声を聞きて、親の思ひけるやうに思ひて、親に5かくとも告げずして、いまだ装束も解かで丸寝
にてありければ、起きけるままに親の2ごとくに胡 をかき負ひて、廐なる 関山ざまに、ただひとり6追ひ
て行くなり。親は、我が子必ず追ひて来るらむと思ひけり。子は、我が親は必ず追ひて前におはしぬらむと思ひて、
それに後れじと走らせつつ行きけるほどに、川原過ぎにければ、7雨もやみ空も晴れにければ、いよいよ走らせて
追ひ行くほどに、関山に行きかかりぬ。
(注)Jひき壷折りて (衣の)裾をからげて。K胡 矢を射れて背中に負う道
具。L 関山ざまに関所のある山の方へ。ここでは、「関山」は、逢坂山(京都府と
滋賀県との境付近にある)を指す。M 原文に脱文があると思われる部分。ここでは、「馬を引き出して」というような語句があったと思われる。N川原 鴨川の河原。三条河原か。
一、次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 廐 2
夜前 3 率て 4 ひき壷 5鞍
6 関山 7
装束 8 丸寝 9 後れじ
二、次の語の意味を辞書で調べよ。
1 負ふ
2 あやし
3 丸寝
三、傍線部1〜7の問に答えよ。
1 指示内容を記せ。
2、6 親子がそれぞれ告げなかった理由を述べてある部分を抜き出せ。
3 どうして「関山ざまに」追いかけたか。
4 主語を記せ。
5 思った内容を抜き出せ。
6 主語を記せ。
7 どういうことを意味するか。
四 二重傍線部1、2の文法問題に答えよ。
1 品詞分解 口語訳
2 品詞名 意味 基本形 活用形
五 口語訳
(3) その間も、雨の音はやまずにふる。夜半ごろに雨に紛れて馬盗人が入ってきた。 この馬を取って引き出して去った。その時に庭の方で人が声を上げて叫んで言う ことには。「昨夜つれて参った御馬を、盗人が捕っていった。」と。頼信は、この 声をかすかに聞いて、頼義が寝ているところに、こういうことを言っているが聞いたかと告げもしないで起きると同時に(衣の)裾をからげてやなぐいを背負っ て、馬屋に走っていって、自ら馬を引き出して、粗末な鞍があったのを(馬の背に)置いて、それに乗ってただ一人逢坂山の方に追っていく。心は、この盗人は 東国の者が、この立派な(馬)を見て取ろうと思ってついてきたが、道中では取 ることができないで京まで来て、このような雨に紛れて取っていったのだろうと 思って(追って)行くのだろう。
また、頼義もその声を聞いて、親が思ったように思って親にこうとも告げない で、まだ衣服も解かないで、帯も解かずにそのまま寝ていたので、起きると同時 に親のようにやなぐいを背負って、馬屋にいる□逢坂山の方に、ただ一人追って いくのだ。親は、我が子が必ず追ってくるだろうと思った。子は、我が親は必ず 追って前にいらっしゃるだろうと思って、それに遅れまいと走らせて行く内に、(鴨川の)河原を過ぎてしまうと、雨もやみ空も晴れてしまったので、、ますます 走らせていく内に、逢坂山にさしかかった。
(4) この盗人は、その盗みたる馬に乗りて、1今は逃げえぬと思ひければ、関山のそばに水にてある所、2い
たくも走らせずして、水をO1つぶつぶと歩ばして2行きけるに、頼信これを聞きて、P事しもそこそこにもとよ
り契りたらむやうに、暗ければ頼義が有無も知らぬに、頼信、「射よ、彼や。」と言ひける言も3いまだ終はらぬ
に、弓の音すなり。Q尻答へぬと聞くに合はせて、馬の走りて行く鐙の、人も乗らぬ音にて3からからと聞こえけ
れば、また頼信がいはく、「盗人はすでに射落としてけり。速やかに末に走らせ会ひて、馬を取りて来よ。」とば
かり言ひかけて、4取りて来らむをも待たず、5そこより帰りければ、頼義は末に走らせ会ひて、馬を取りて帰り
けるに、郎等どもは6このことを 聞きつけて、一、二人づつぞ道に来り会ひにければ、頼義は末にひにける。7
京の家に帰り着きければ、二、三十人になりにけり。頼信、家に帰り着きて、Rとやありつる、かくこそあれ、と
いふことも4さらに知らずして、いまだ明けぬほどなれば、もとのやうにまた這ひ入りて5寝にけり。頼義も、取
り返したる馬をば郎等にうち預けて寝にけり。
(注)Oつぶつぶ ぼちゃぼちゃ。P事しも・・やうに ちょうどそこで(盗人を射止めることを)前々から決めていたかのように。Q尻答へぬ (矢の当たった)手ごたえがあった。Rとやありつる、かくこそあれ ああだった、こうだった。
一、次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 契り 2 有無 3 尻 4 鐙 5 速やかに 6 郎等 7 這ひ
二、次の語の意味を辞書で調べよ。
1 いたく
2 鐙
3 さらに
三、傍線部1〜7の問いに答えよ。
1 、3このような種類の語を何というか。
2 主語を記せ。
4 頼信はなぜ待とうとしなかったのか。
5 指示内容を記せ。
6 指示内容を記せ。
7 誰の事を述べているか。また、どういうことがわかるか。
四 二重傍線部1〜5の文法問題に答えよ。
1 品詞分解 口語訳
2 文法的意味
3 文法的意味
4 文法的意味
5 基本形 活用の種類 活用形
五 口語訳
(4) この盗人は、その盗んだ馬に乗って、今は逃げおおせたと思ったので、逢坂山 のそばで水のあるところを、たいして走らせもしないで、みず(音)を(たてて)、 ぼちゃぼちゃと歩ませて言ったところ、頼信はこれを聞いて、、ちょうどそこで(盗人を射止めることを)前々から決めていたかのように、暗いので頼義がいる
かいないかもわからないのに、頼信が、「射よ。あれだ。」と言った言葉もまだ終わらないのに、弓の音がしたようだ。(矢の当たった)手応えがあったと同時に、馬が走っていく鎧が、人の乗っていない音でからからと聞こえたので、また頼信 が言うことには、「盗人はもう射落とした。すぐに(かけていく馬の)先におい 付いて、馬を取ってこい。」とだけ言いかけて、(頼信がその馬を)取ってくるの も待たず、そこから帰ったので、頼義は(駈けていく馬の)先においついて、馬を取って帰ったところ、家来達はこのことを聞きつけて、一人二人ずつ道でやってくるのに出会った。京の家に帰り着くと二、三十人になっていた。頼信は家に帰り着いて、ああだったこうだったということも全く知らないで、まだ(夜が)明けない頃だったので、もとのようにまた(寝床に)入って寝てしまった。頼信も、取り返した馬を家来に預けて寝てしまった。
(5) その後、夜明けて、頼信出でて、頼義を呼びて、希有に馬を取られざる、よく1射たりつるものかなとい
ふこと、Sかけても言ひ出でずして、「その馬引き出でよ。」と言ひければ、引き出でたり。頼義2見るに、まこ
とによき馬にてありければ、「さらば賜りなむ。」とて、取りてけり。ただし宵には1さも言はざりけるに、よき
鞍置きてぞ取らせたりける。夜、盗人を射たりける禄と思ひけるにや。
Sあやしき者どもの心ばへなりかし。兵の心ばへは2かくぞありける㉑となむ3語り伝へ
たるとや。
(注)Sかけても言ひ出でず 少しも口に出さず。㉑ あやしき 不思議な。理解を超えた。㉑となむ語り伝へたるとや 『今昔物語集』では、冒頭の「今は昔」に対応する結びの言葉として常用されている。
一、次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 希有 2 賜り 3 鞍 4 禄 5 兵
二、次の語の意味を辞書で調べよ。
1 希有
2 賜る
3 禄
4 心ばへ
三、傍線部1〜3と*の問いに答えよ。
1 指示内容を記せ。
2 指す内容を簡潔に答えよ。
3 (1)作者はどういう立場の人か。
(2)兵をどう受け止めているか。
(3)下に省略されている語を補え。
* この話を表すのにふさわしい四字熟語をいくつか記せ。
四 二重傍線部1〜2の文法問題に答えよ。
1 基本形 活用の種類 活用形
2 基本形 活用の種類 活用形
五 口語訳
(5) その後、夜が明けて、頼信は出てきて、頼義を呼んで、よく馬を取られなかっ 立派に射た者だなあと言うことは、少しも口に出さず、「その馬を引き出せ。」と 言ったので、引き出した。頼義が見ると、まことに立派なうまだったので、「そ れでは頂きましょう。」と言って貰った。ただし、昨夜はそうも言わなかったの
に、立派な鞍を置いて(頼義に)取らせた。よる盗人を射たほうびにと思ったの だろうか。 不思議な者たちの心のはたらきであることよ。武士の心のはたらきはこのよう なものだとかたりつたえているとか(言うことだ。)
構成
(1) (2) (3) (4) (5) |
節 |
関東の良馬 京 頼信の家 馬盗人 頼信の家 夕方 雨 馬盗人 頼信の家 夜 雨 馬盗人=盗む 三条河原 雨が晴れる 逢坂山 逢坂山の水のある所 馬盗人=「ぼちゃぼちゃ」 暗い 「からから」 郎党―二人を追う 夜明け 頼信の家 |
時 場所 |
←「ほしい。」 「どうして長いこと来なかった。」 (馬をもらいに来たな) 「朝見て気に入ったらくれてやる。」 → 「馬泥棒 裾をからげる。やなぐいを持つ 鞍を置いて馬に乗る 逢坂山へ向かう(子は必ず来る) 「射よ。あれだ。」 → 「射貫いた。馬を捕ってこい。」 帰る 寝る(何も言わない) (よく射た) 「馬を連れて来い。」 立派な鞍=褒美 |
頼義(父) |
人「親の家に立派な馬が来た。」 ←もらいに行く。 (嬉しい) 「今夜泊まって朝見る。」 だ。」 丸寝 やなぐいを持つ 馬に乗る 逢坂山へ向かう(親は先に追っている) ←弓の音 馬を取って帰る 寝る(何も言わない) 「立派な馬だからもらう。」 |
頼信(子) |
主題 頼信・頼義父子の判断の的確さと作者の感想
源頼義、馬盗人を射殺したること 『今昔物語』巻第二十五第十三 解答
(1)
一 1 こうちのぜんじ 2 みなもとのよりのぶのあそん 3 こ や 4 うまぬすびと 5 ゆる
6 い 7 うまや
二 1武士 2 求める 3 ことわる
三 登場人物 源頼信朝臣 馬の主 馬盗人 兵ども
1 馬の主が京へ 2 馬盗人 3 兵達が油断しなかったこと
四 1 え 副詞 取ら ラ四動取る未 ず 打ち消し助動ず用 して 接助 単純な接続
え+打ち消し=不可能 取ることができないで 2 率る ワ行上一段 用
(2)
一 1 よりよし 2 よし 3 おこ 4 つとめて 5 とのい 6 よい 7 よふ 8 しんじょ
9 かたわ 10 よ ふ
二 1 はなはだしい 2 早朝 3 求める 4 夜に入って間もない頃
三 1 その馬・・・取りてむ 2 名馬がつまらない人にもらわれる前に 3 馬への関心の深さ
4 わかり合っているから 5 頼義が訪問したこと 6 東国から連れてきた馬 7 頼信
8 頼信
四 1 助動完了ぬ止 2 助動めり推量止 3 いまだ副詞ず助動打ち消し まだ・・・ない
4 まだ副詞ず助動打ち消し まだ・・・ない 5 たる 助動完了たり体 6 助動完了ぬ已
(3)
一 1 うまや 2 やぜん 3 い 4 つぼ 5 くら 6 せきやま 7 そうぞく 8 まるね
9 おく
二 1 背負う 2 粗末だ 3 普段着を着たまま帯も解かずにねること
三 1 夜前率て・・まかりぬ 2 親は、我が子・・おはしぬらむ 3 盗人が東国の者と確信したから
4 頼信 5 この盗人は・・去りぬるなめり 6 頼信 7 天気の回復により新状況が起こる
四 1 え 副詞 取ら ラ四動取る未 ず 打ち消し助動ず用 して 接助 単純な接続
2 助動比況ごとし用
(4)
一 1 ちぎ 2 ありなし 3 しり 4 あぶみ 5 すみ 6 ろうどう 7 は
二 1(打ち消し)たいして 2 鞍の両脇に垂らして足をかけるもの 3 (打ち消し)決して 全く
三 1 盗人の居場所を示す 3 射落とされたことを示す 擬声語 2 馬盗人 4 取り逃がすことはないと思ったから
4 関山のそばの水のあるところ 5 盗まれた名馬を親子が追っていったこと 6 郎党たち 主人と同じ判断・行動をしたこと
(5)
一 1 けう 2 たまわ 3 くら 4 ろく 5 つわもの
二 1めったにないこと 2 いただく 3 ほうび 4 心のはたらき 心づかい
三 1 「よき鞍置きてぞ取らせ」 2 親子が心が通じ合い、機敏な行動し、馬を取り返してもほめることも自慢することもないこと 3(1)貴族(僧) (2)台頭してき、武芸を得意とする者と驚いている (3)言ひ(聞く) *以心伝心 一心同体 不言実行 勇猛果敢