ポップの女王

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キャロル・キング「タペストリー」

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  左は、キャロル・キングの名盤、
 「Tapestry/つづれおり」の
 ライナー・ノートである。
  全体がつづれおりの画面に
 なっており、右下に彼女の写真が
 納まっている。
  このアルバムは、過去のベスト20に入る
 と思われる傑作である。

  彼女は、ビートルズなど、自ら作曲して歌う
 シンガー・ソング・ライターが活躍する前に、
 多くの歌手に曲を提供してきた作曲家である。
  作詞家の夫、ボヒンと組んで、ボフィン&キング
 として、よく知られたコンビであった。

  その後、シンガー・ソング・ライターの台頭に
よって仕事がなくなった。 ボヒンとも離婚し、
コンビも解消した。
  それから彼女は、自ら歌い出し、このアルバム
を出した。  その 「タペストリー」は、1曲も無駄
がないほどの出来 栄えであった。

  なお、同時代の男性歌手として有名な二ール・
セダカとも仲良しで、彼の名曲「オー・キャロル」は
彼女に捧げた曲であり、彼女はお返しに「オー・
ニール」という曲を作ったが、残念ながらこの曲は
ヒットしなかった。

  アルバムの曲を挙げておく。
 1.I Feel The Earth Move (空が落ちてくる)
 2.So Far Away (去りゆく恋人)
 3.It's Too Late (遅すぎる)
 4.Home Again (恋の旅路)
 5.Beautiful (美しい)
 6.Way Over Yonder (幸福な人生)
 7.You've Got A Friennd (君の友達)
 8.Where You Lead (地の果てまでも)
 9.Will You Love Me Tomorrow? (明日も愛して
  くれるかい?)
 10.Smackwater (香り水)
 12.(You Make Me Feel Like) A Natural Woman
  (ナチュラル・ウーマン)


 私は、このアルバム、「タペストリー/つづれおり」の名前は知ってはいたが、それほどいいものとは知らなかった。
 ある日、レンテルショップで見かけ、借りてみたら、あまりにもいいので、あらためてCDを買ったほどの作品である。

 彼女は、かつて夫だった作詞家ゲリー・ゴフィンと組んで、色んな歌手に名曲を提供した。 それを歌った歌手の
名前とともに列記しておく。 上記のアルバムにも載せている曲もあり、彼女はこのアルバムでセルフカバーしている。
 
  シフォンズ「One Fine Day]
  アレサ・フランクリン「A Natural Woman」]
  エブリー・ブラザーズ「Crying In The Rain」
  シュレルズ「Will You Love Me Tomorrow」
  ジーン・ピットニー「Every Breath I Take」
  ボビー・ヴィー「How Many Tesrs」
  ドリフターズ「Some Kind-a Wonderful」
  トニー・オーランド「Half Way To Paradice」
  トニー・オーランド「Happy Times」
  ジェームズ・ダーレン「Her Royal Majesty」
  ボビー・ライデル「I've Gotta bonnie」
  ジーン・マクダニエzル「Point Of No Return」
  ボビー・ヴィー「Take Good Care Of My Baby」
  シュレルズ「What A Wonderful Thing That Was」
  ドリフターズ/ジミー・ジャスティス「When My Little Girl Is Smiling」

 しかし楽曲提供も、ビートルズなどのシンガー・ソング・ライターの出現によって、活躍の場を失った。 その後に彼女は自ら歌いだし、
この名アルバムが作られた。
 
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