東海自然歩道 その54
   -岩谷堂(愛知県瀬戸市)から猿投(さなげ)神社まで-

 2018年8月26日(日) 晴れ

 今年の夏の猛暑はまだまだ勢いが衰えませんが、それでも幾分かはましになってきたので、8月の最後の日曜日に名古屋まで出かけて東海自然歩道の旅を進めることにしました。千里中央を午前6時5分発の御堂筋線、新幹線はのぞみ102号と乗り継いで、名古屋には午前7時22分に到着しました。JR中央本線から大曽根で名鉄瀬戸線に乗り換えて、終点尾張瀬戸には8時30分に到着しました。乗り継ぎが悪いのでバスは諦めて、タクシーで岩谷堂まで行きました。20分で着きました。





 岩谷堂付近は鳥原川の親水公園になっているようで、子供連れの家族が沢山いて、夏休みの最後の日曜日に水遊びをしていました。装備を整えて、8時50分に岩谷堂公園を出発して川沿いに歩いて行きました。すぐに山道にかかりましたが、この日も高温多湿で風が無く極めて蒸し暑いので先が思いやられました。前回の信楽で懲りたので、今日はペットボトル5本と補水ジェルを5個と万全の準備をしています。9時30分に最初の休憩を取りましたが、まだ2キロしか歩いていません。ここからは下り坂になり、足元に気を付けて歩いて行くと、林道に出ました。暫く歩いて行くと池のある公園に出ました。ここで休憩して水分を補給しました。もう一山越えると最初のポイントの雲興寺に出るはずです。30分歩いて雲興寺の本堂の裏に出ました。4.5キロ地点でした。お寺は赤い瓦の立派な建物でした。「泥棒除け」にご利益があるそうですが、普通は泥棒に入られるまではそれほど気にしていないと思うので、泥棒に入られた後に「もう沢山です」と拝みに来るのでしょうか。
 お寺で20分の休憩をして、いよいよ猿投山に向かって出発しました。ミンミンゼミとツクツクボウシがやかましく夏の終わりを告げていますが、今年の夏はまだまだ猛暑が続いています。歩く人影はありません。「イッポ、イッポ」と呪文を唱えながら急坂を登って行きます。11時50分、出発から3時間で20分の休憩です。6.2キロ、標高は421メートルで、猿投山621メートルまでは標高差あと200メートルです。お結びと水を飲んで出発しました。尾根伝いに上り下りを繰り返しながら、水飲み休憩をとって歩いて行くので、いつもと違って距離がはかどりません。出発から5時間を経過して、どうやら猿投山の頂上近くに達したようですが、足がぴくついて、いまにも攣りそうになってきました。14時20分についに猿投山山頂に到達しました。9.9キロ地点です。日曜日のせいか、頂上には大勢の登山客がいました。


 猿投山山頂

 カエル岩                 突然出現の水車

 ここからは猿投神社まで下りのはずです。ヨレヨレの足をいたわりながら歩いて行くと、30分ほどで、まず猿投神社の東の宮のお堂がありました。猿投神社の一番高いところにある社です。猿投神社は山全体がご神体のようで、少し下に西宮の社もあるようです。気を付けてひたすら足元を気にしながら降りていくと山道が終わり、林道に出ました。山頂から2時間で、猿投神社に到着しました。山門の前にあるトヨタおいでんバスのバス停で暫く待って、豊田市行きのバスを待ちました。本日は15.1キロ歩きました。猛烈な暑さと厳しい山道で予定より時間がかかりましたがなんとかたどり着きました。名鉄で知立経由で名古屋に出て、新幹線で帰ってきました。
 (累計895.5キロ/1700)