東海自然歩道 その50
-善師野から入鹿池、明治村まで-
2018年4月17日 曇り
昨日、犬山城から善師野までを余裕をもって歩き、夜はウナギで一杯やってご機嫌になって帰り、翌朝を迎えました。生憎、今日の天気予報は下り坂で、午後は雨となっています。駅前のビジネスホテルから歩いて犬山駅に行き、7時43分発の名鉄広見線の普通電車に乗って善師野駅まで行きました。
8時に善師野駅を出発しました。曇り空ですが、まだ雨は大丈夫のようです。季節は春爛漫で、葉桜と満開のハナミズキのピンクと真っ白の花、それに山の新緑が目に染みて、すがすがしい気分になります。名鉄の線路と田んぼの間をしばらく歩いて、中込という集落の中を突っ切って、竹林と雑木林を過ぎて歩いて行くと広い自動車道に出ました。その国道41号線の下を通り抜ける歩行者用のというか、東海自然歩道用のトンネルを通って、再び畑の中の道を進んでいくと今井の集落に出ました。
09時10分に今井の集落を抜けて、登りの林道を歩いていきました。雑木林の中からカサカサと落ち葉を踏む音が聞こえてきました。音のする方を見ると、茶色いリスが木々の間を素早く動いて行きました。リスは東海自然歩道で初めての登場です。09時40分に「今井開拓パイロット」という名の農場に到達しました。出発から6.3キロ地点です。農場といっても果樹園があるだけで、その脇を歩いて進んでいきました。
10時30分頃に、山道の脇に「東大演習林」の看板を見つけました。広大な演習林のようで、「東京からここまで研究に通うのは大変だろうな、名古屋駐在もあるのかな」などとくだらないことを考えてしまいました。そうこうしているうちに天気は徐々に雲が厚くなってきましたが、まだ少しは持ちこたえられそうでした。山道から舗装道路に出て暫く進んでいくと、右手に大きな池と正面に赤い大きな橋が見えてきました。江戸時代に作られた巨大な人造湖「入鹿池」と入鹿大橋です。東海自然歩道本線はここから東に五条川に沿って多治見方面に向かうのですが、今日の予定は入鹿池をぐるっと回って、対岸にある明治村からバスで帰ることにしています。交通量の多い県道を3キロほど歩いて行くと、入鹿池の堰堤に出ました。ここには釣り、レジャー用のボート屋さんが並んでいました。平戸ツツジがちらほらと咲いていました。500メートル程の堰堤を歩いて、最後の坂道を登って行くと、明治村に到着しました。本日は13.7キロ歩きました。犬山行きのバスまで1時間あったし、まだ雨は降っていなかったので明治村を見学することにしました。65歳以上は割引があり、1300円で入場できました。中は想像以上に充実した公園で、国内はもとより、ハワイ、ブラジルから移築した本物の建物が樹木と花の中に点在していました。1時間はあっという間に過ぎてしまい、バスに乗って犬山駅まで帰りました。そこからはいつも通りで、名古屋に出て近鉄電車で難波まで帰ってきました。ここのところ、短い距離で楽ばかりしていますが、この先はどうなるのでしょうか。
(累計828.5キロ/1700)