東海自然歩道 その47
-岐阜刑務所前(本巣市)から長良川千鳥橋(岐阜市)まで-
2018年2月28日 晴れのち曇り
本巣駅の玄関 刑務所の長い塀
切通 適切な表示の道標
大垣駅から樽見鉄道で本巣駅まで行きました。午前7時11分発の一両だけのレールバスで、料金は520円でした。柿畑と田んぼの中を30分走って到着しました。駅で張り紙に書いてあるタクシー会社に電話しました。すぐ行くといってから30分かかりました。何分で来るか確認しなかった私が悪いのです。やっと来たタクシーで「岐阜刑務所」前まで行きました。所要時間30分で1500円でした。底冷えのする寒さの中、刑務所の長い壁の前で準備を整えて、午前8時15分に歩き始めました。
今年の梅の花は遅い 新築の祠
三田洞弘法
歩きやすい水田の中の平坦な道と少しばかりの上り下りを繰り返して、1時間ほどで最初の休憩をとりました。更に1時間歩いて7.5キロ地点で2度目の休憩となりました。天候は徐々に下り坂のようで、曇り空になってきました。岩崎という地区に出て、集落の中のわかりにくい細い道を慎重に辿って三田洞弘法を目指しました。途中迷いかけましたが交通の激しい道路に架かる東海自然歩道の歩道橋を発見して事なきを得ました。道標を辿っていくと三田洞弘法に到着しました。真言宗のお寺で、広大な敷地の立派なお寺です。お寺の横を通り過ぎて山道に入り、百々ヶ峰という名の標高417メートルの山の登山道と暫くは重なっています。休憩場所があったので、出発からちょうど3時間と切りもいいので昼休みとしました。11.5キロ地点でした。ここから急な上り坂になり、百々ヶ峰登山道と別れて2キロ登りました。そこからは急傾斜の降り道で、気を付けながら歩いて行くと「松尾池」への道標がありました。
松尾池のお化け屋敷 長良川と金華山
本日の行程も終盤になってきたので少し元気が出てきました。道が広くなってきて、突然松尾池が現れました。池端に建っているレストハウスが見事な廃墟になっていて、漫画で出てくるお化け屋敷そのものでした。早く撤去したほうがいいと思いますよ。不気味な雰囲気の松尾池を後にして最後の登りにかかりました。意外に厳しい尾根道を辿っていくと眼下に長良川と、遠くに金華山と岐阜城の天守閣が見える展望所に着きました。確かに眺めはいいのですが、そこまでの坂がきつすぎます。「年寄りには登るのは無理です」と事前に教えてあげないと、途中であきらめて引き返すという残念なことになります。
展望所からの細い岩だらけの急阪を下りていくと、古津という集落に出ました。車道の先に長良川が見えてきました。この付近には千鳥橋という橋が架かっています。今日の予定はこの千鳥橋までです。出発から18.1キロ歩きました。時刻は14時40分で、これから帰りの交通機関を探さなければなりません。大河長良川沿いなので、バスぐらい走っているだろうという甘い期待は裏切られ、仕方なく下流に向かって土手道を歩いて行きました。鵜飼い大橋に着くも依然状況に変化は無く、ただ脇を自家用車とトラックが走りすぎていくだけでした。ついには岐阜城天守閣が聳えている金華山まで歩いてしまいました。護国神社を過ぎて、長良橋のたもとにタクシーの待機所を発見しました。ここまでくるとバスも走っているのですが、タクシーで岐阜駅まで行くことにしました。千鳥橋から長良橋まで4.5キロを歩いたことになります。岐阜駅からはJRの快速で名古屋駅まで行きました。今日はくたびれたので、新幹線で新大阪に帰ってきました。18時に新大阪に到着しました。
(累計 782.2キロ/1700)