7月は猛暑を避けて孫と遊ぶ

          

 「お食い初め」という儀式があるらしいのですが、私は自分の子供達にそのような立派なイベントを行った記憶がありません。ネットで調べてみると、生まれて百日過ぎる頃に、「子供が将来食べ物に苦労しないようにと願う儀式」のようです。7月上旬にかわいい孫の「お食い初め」をするというので、喜んで参加させていただきました。神戸の住宅街にある庭園レストランで開かれた式には総勢13人が集まりました。生まれてから百日の主賓の孫は何もわからないまま、愛嬌を振り撒いていました。無事に「お食い初め」の儀式も終わり、みんなでランチを食べて帰ってきました。
 それから暫くして、こんどは「外泊の練習をするので一泊で泊まりに行く」と連絡がありました。これも勿論何の支障もないので了承しました。依然として酷暑が続く中、我が家に孫が初登場しました。そうは言っても生後3か月を過ぎた赤ん坊は彼の普段通りの生活を貫くしかなく、おっぱいを飲んで、おしめを濡らし、機嫌が悪くなると泣き喚いていました。取り巻きの両親はお風呂の手順の確認や必要なものを持参したかのチェックと進んで行って、何とか外泊一日目がおわりました。お爺はご飯の準備が担当なのですが、孫はまだミルクだけなので、今一つ気合が入りません。翌日の朝のお目覚めでは、笑顔を振りまいてくれました。両親によると朝はいつも機嫌がいいとのことでした。
午後になって猛暑の中を3人は帰っていきました。
 数日して、お泊りの自信が付いたので今度は白浜へ行かないかと、お爺さんにも誘いがありました。私としても今年になって白浜の家には行ってないので家の様子見の目的もあり、二つ返事で参加することになりました。庭は何もしないとすぐジャングルのように雑草が生い茂ってしまいます。7月下旬に4泊で行くということなので、私も一日後から車で追いかけて行って3泊で参加することにしました。白浜の家に夕方到着して、早速料理担当となり、調理を始めました。途中で買い求めたマグロと戻りカツオの刺身(今年は随分と時期が早い)、鱧の吸い物、ナスと牛肉のみそ炒め、野菜サラダといったメニューになりました。誰もお酒を飲まないので、お爺だけが缶ビールを2本飲んで、あっという間に夕食は終了して、孫の相手をしながらパリオリンピック観戦となりました。
 「孫が先週まではできなかった寝返りができるようになった」ということなので、ずっと観察していたのですが、途中で腕がつっかえてうまくできません。二日目になってようやくなんかのはずみでくるりと回転することが出来ました。孫はうつぶせになってしまった態勢でしばらく得意そうにしていましたが、そこから身動きが取れなくなって、「何とかしてくれ」と泣きわめく羽目になりました。目撃したお爺は大感激でした。そうこうしているうちに3日間はあっという間に過ぎて、孫一家は特急くろしおに乗って帰っていきました。結局、庭仕事は少しもできませんでしたが、もう少し涼しくなってから頑張ろうと思います。今回は孫の寝返りに拍手して、大阪に帰ってきました。