72歳の誕生日
先月末の小樽での寮生大会が無事終了して、昔話で一夜を過ごして帰ってきました。その後はどこかでコロナを拾ってきたのではと気にかけながら過ごしていましたが、幸いにも体調には何の変化もなく、どうやら無事に乗り越えられたようです。週一ペースでゴルフに行く以外は何もない日常に戻ったわけですが、今月は私の誕生日というささやかなイベントがありました。本人は誕生日に何かをするつもりはありませんでしたが、娘夫婦たちが気を使ってくれて、6人で晩御飯を食べることになりました。勿論作るのは私です。
当日のメニューは以下の通りです。
野菜サラダ
小エビのオリーブ油炒めニンニク風味
刺身盛り合わせ
ローストビーフ
パエリア
鯛の吸い物
我が家で宴会をするときは、魚は蛍池の「魚浅」、肉は箕面の「たか橋」で買うと決まっています。「魚浅」へ行ってみると、紀州のカツオがありました。白浜で買うのと同じ程度の鮮度だと判断して、これをメインにして、鯛、ヒラメ、マグロと買って刺身の盛り合わせができました。あとはパエリア用にイカと浅利を買い、おつまみにはシラサエビがあったので、これでスペイン風エビのニンニクオイル炒めを作ることにしました。
当日は朝からローストビーフに取り掛かりました。前日に買っておいた500グラムの肉を冷蔵庫から出して部屋の温度に戻します。数時間後に肉を糸で縛って、黒コショウと塩をまぶします。フライパンに油を引いて、肉を1面2分で4面焼いて、さらにもう一度今度は1分で4面焼きます。肉が大きい場合はここを2分焼きにします。肉が焼きあがったらアルミホイルでくるんでオーブントースターに入れて100度で20分、その後80度で20分置きます。あとはそのままゆっくりと冷まします。これはあくまで我が家の調理器具での話で、本格オーブンで加熱する場合は100度のところは80度でいいようです。これでローストビーフはあとで盛り付けるだけになりました。
続いてパエリアの下準備です。まずスープを作ります。ニンニク、玉ねぎ、ニンジン、セロリをみじん切りにします。フライパンにオリーブオイルを熱して、鶏手羽肉を炒めます。それを取り出して、みじん切りにした野菜をしんなりするまで炒めたら、それを鍋に移し入れて、サフランと4カップの水とチキンブイヨンを入れます。鍋が煮立ったら灰汁を取りながら30分煮ます。次にイカを下処理して1センチの輪切りにします。浅利は洗ってざるに上げます。エビは背ワタを取って洗います。今回はムール貝もハマグリもなかったのですが、あればもちろん使います。鍋に浅利を入れて白ワインをドボッと入れて、口が開いたら取り出します。イカとエビは色が変わるぐらいに火が通ったら取り出します。パエリアの下ごしらえはこんなところで、6時の夕食開始の1時間半前からお米を炊いていく仕上げにかかります。
大き目のフライパンに最初に作っておいたスープを3カップ入れて沸き立たせます。そこにお米を1.5カップ入れて煮ていきます。時々焦げ付かないように混ぜながら、スープが少なくなったら追加して様子を見ます。10分ぐらいしたら弱火にして、鶏手羽、パプリカ、インゲンを並べて入れます。さらに8分ぐらい様子を見て、お米が柔らかくなったら魚介類を盛り付けます。蓋をして10分以上蒸らすとお米の芯がなくなります。これでパエリアの出来上がりです。お米は洗わずにオリーブオイルをまぶしておくとか、みじん切りにした玉ねぎを炒めた後加えて炒めるとか、普通に洗って使うとか諸説ありますが、どれでもいいと思います。
5時が過ぎてお客がぼちぼちそろい始めたころから野菜サラダを盛り付けました。大皿にローストビーフを切って並べていきました。そのあとお刺身を大皿に盛り付けてテーブルに並べたところで6時になり宴会が始まりました。私は飲みながら、台所で小エビを炒めたり、鯛の吸い物を作ったりと忙しく働きました。ワイワイと楽しく過ごして3時間で、生存確認も兼ねた誕生日パーティーは終了しました。今回も写真を撮るのを忘れていたので、折角のごちそうをお見せすることができません。
追伸
「東海自然歩道」の続きはどうなっているのかと時折聞かれます。もう再開してもいいのではないかと自分でも思い、訓練を兼ねて近所を歩いていましたが、どうしたことか足が筋肉痛になってしまいました。これが完治するまでは延期ということになりそうです。中々大井川を越えることができません。