2度目のブラジル 写真集その1
― ボニートの綺麗な川でシュノーケリング ―
2010年に初めてブラジルに行き、その帰り際に「半年したらまた来ます」と「かぶら」の大将と約束してしまいました。ベレンではキタジマさんが作ったゴルフ場でプレーする約束をして帰ってきたので、ブラジル再訪問という流れになってしまいました。坪井夫妻に相談したら「勿論行く」との有難い返答が返ってきました。6か月後に行けば丁度アマゾンは雨季が終わってほぼ満水になっている筈です。5月の連休明けを狙って、3人で連絡を取り合いながら計画を立てて行きました。写真についても、持参したコンパクト・カメラでは物足りなかったので、望遠と連写機能の付いたカメラを買いました。そして冬の間は近くの川でカワセミやメジロ相手に写真の練習に励みました。また、ボニートのシュノーケリング用に防水のカメラも買いました。
今回はパンタナールとアマゾンに焦点を当てて計画を立てました。日本の旅行社では手配に不安があったので、マナウスのアマゾン旅行社のシマさんにお願いして、わがまま一杯の旅行計画を作ってもらいました。パンタナールとアマゾン奥地、そしてベレンでゴルフをするという、ちょっと不思議な取り合わせになってしまって、シマさんは頭を抱えたことでしょう。成田からカナダのトロント経由でサンパウロまでは飛行時間21時間でした。1泊して翌日にサンパウロから南パンタナールの玄関口カンポ・グランジへ飛んで、そこから車で4時間かけてボニートのホテルへ行きました。途中で車のエンジンが故障して、タクシーに乗り換えて行くというハプニングがありました。何とか夕方に着いたホテルはコテージが点在する洒落たリゾート・ホテル風でした。庭ではハチドリがブンブン飛んで蜜を吸っているし、動物園でしか見たことが無かったトッカーノ(オオハシ)が黄色い大きなくちばしを見せながら飛んでいました。早速カメラの出番となり大忙しでした。
翌朝、修理の終わった車で我々は綺麗な湧水が流れる川のあるボニートに向かって出発しました。アマゾン、パンタナールといえば茶色に濁った川を連想しますが、このボニートではびっくりするほど透明な水の中を大きな魚と一緒に泳ぐことができるということです。車で移動中に道路で牛の大群とカウボーイに出会いました。ここでは牛のほうに優先権があるので、こちらは牛の群れが通り過ぎるまで路上でじっと待っている羽目になります。2時間位でボニートの農場風の川下りの施設に到着しました。どうやらここでウエットスーツに着かえて川に向かうようです。環境と魚の保護のために厳格にルールが定められていて、4人以下のグループが30分で2組、シュノーケルを付けて流れに沿って降って行くのですが、魚を怖がらせないためにバタ足禁止です。きれいな水の中をすぐそばで泳いでいるさかなを見ながら流れ落ちていくという感じなのです。そして苦労して撮ったのがこれらの写真です。コンパクト水中カメラの性能もなかなかのものでした。川下りを楽しんだ後ホテルに帰って休養の筈でしたが、庭では鳥たちが待っているので、カメラ爺さんは夕食まで庭をウロウロしていました。旅は南パンタナールの大牧場へと続きます。