ウィスキーの雑学

     ウィスキーの5大聖地
        ウィスキーには5大生産地がある。本場スコットランドで作られスモーキーで芳香豊な味わいの
       スコッチウィスキー スコットランドより古くウィスキーを作りすっきりと軽やかな味わいの
       アイリッシュウィスキー イギリスより移民してトウモロコシを原料とし赤みがあり琥珀色のバーボンで
       有名なアメリカンウィスキー 最も癖がなく軽快でカクテルによく使われるカナディアンウィスキー
       そしてスコッチの流れを組み水割りに適し繊細で丸みの味で特徴のジャパニーズウィスキーとなる。
       ウィスキーに興味が無かったら日本が5大生産地なんて知らなかったでしょうね。
     スコットランドのウィスキー分布
       
       スコッチウィスキーの産地は大きく分けて 6つある ハイランド・ローランド・スペイサイド・アイラアイレイ
       ・アイランズ・キャンベルタウンとある。
       ・モルトコンパニオンでは、スペイサイドと呼ばれる地域は、鉄道網とグランピア山の雪解け水、スペイ川に流れ込む支流、バンフとマレイ産の
        発芽した大麦を使用というこの4つの要素でおおくくりで定義している。また北ハイランドの定義は、インバンネスからと定義されている。
       ・スコッチとアイリッシュウィスキーの違いは、スコッチウィスキーはゲール語圏となっている。よってウィスキーの蒸留所名は英名とは別に
        ゲール語での別の名前や意味をもっているウィスキーの事である。
     日本のウィスキー
        日本のウィスキーのうぶ声は、1924年11月11日京都より京都線で15分位の所にあるサントリー
       山崎蒸留所で日本発の蒸留が行われた。「日本の風土に合い 日本人に愛されるウィスキー」と
       この蒸留所を建設したのは 寿屋(現サントリー)創始者 鳥井信治朗氏 ここに建設した理由は、周囲を
       竹林 桂川・木津川・宇治川の合流地点があり 水温が違う3つ川が生み出す霧が発生する湿度の高さ
       そして千利休がお茶で使用した離宮の水といわれる名水があったからといわれる。

       一方本場スコットランドでウィスキー作りを学んだ竹鶴政孝が選んだのは北海道の余一 1934年に
       ニッカウィスキーの祖となる。ここは自然はとして余一山系と日本海・余一川に囲まれ北海道の豊かな
       水源と日本海からの海風 余一川の霧が適度な湿度を含ませる。ここの気候は。水分とアルコールの
       微妙な揮発度合いを巧く調節する。またスコットランドに多く見られる海風の味わいを隠し味として付けて
       くれる。私はニッカウィスキーを飲み「ニッカウィスキーこそ日本の良心的なウィスキー」と思う。
       それほどニッカウィスキーには繊細で竹鶴の魂が宿っていると思う。それは場所選びからサントリーと
       違うのだ。サントリーは、水で加水しなければ飲めないが ニッカウィスキーはストレートでも美味い。


     蒸留技術について
       ウィスキーの礎となる蒸留技術を発明したのは、一説には錬金術師達だと言う。
       高濃度のアルコールを得る為に、錬金術師達が切磋琢磨してできた。
       時代は紀元前9世紀か4世紀とも言われる。

     ウィスキーの語源
       ウィスキーは、命の水=アクア・ヴェッテをそのままゲール語にしたウシュク・ベー・ハーが語源。 
       これがウシュクボー、ウスケボー、ウシクウスキーと変化しウィスキーとなった。

       又ウィスキーとは、蒸留酒の一種でもあり穀物を原料とする物を指すと定義されています。


    ウィスキーの起原
       アイルランド説とスコットランド説の2種類がある。18世紀に度重なる増税により密造酒が作られた時代に
       樽での熟成が行われるようになったといわれ それまでのウィスキーはその他スピリッツと同じ無色透明で
       あったといわれていました。樽熟成により琥珀色の液体が生まれました。
       1823年ウィスキー製造許可料が導入されてウィスキーは安く生産可能となりました。
       この時 グリンリベット蒸留所が1番にこれを取得しました。グリンリベットこそウィスキー蒸留所第1号
       じゃないかと考えられますね。


    ウィスキーキャット
         写真はウィスキーキャットとは関係ない家の愛猫ボンちゃん
        
         蒸留所で働いていた猫たちがいます。ニャオーン 現在専門業者に麦芽作りを委託している蒸留所が
         多いですが それまではそれぞれの蒸留所には原料の麦芽作りが行われていました。
         当然大量の大麦が倉庫にありました。
         その天敵といえば鼠です。その為各蒸留所では猫を飼って鼠対策をしていました。 その猫達の事を
         ウィスキーキャット又はディスティラリーキャットと呼びました。
         グレンタレット蒸留所にいたタウザーという猫は2万8899匹の鼠を在命中の24年間に捕まえギネスブックにも
         公認されています。銅像もたち蒸留所グッズのモチーフになるほどです。現在でもボウモア蒸留所と
         ハイランドパーク蒸留所なででも飼われています。愛猫家の私にとって嬉しい事です。でも蒸留所ってとても
         アルコールが揮発しているのですがその中でもがんばっているなんて凄い猫達ですね。
         グリンタレット蒸留所にはタウザー銅像があります。
         

  

                     

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