クグロフト流パイプ喫煙方法

           どうもこの部屋はあくまで私が見出したパイプ喫煙方法です。パイプスモーカーは十人出色なので
           人それぞれの経験則などからその人なりの吸い方を見つけて楽しんでいます。
           このページについての苦情などは、一切受け付けません。
           再度いいますがこのページは、あくまで私が見出した俺流の考え、やり方ですのでそこんとこお願いします。

  1.前提条件は、もうすでにパイプとその辺の小物(タンパー、着火具)、煙草をもっているところから始めます。

2.煙草の準備
甘い系の着香、ラタキア、バージニアと種類があり加工方法でも味が違います。
ここで問題にするのは、葉の湿り気具合。
湿り過ぎればジュース発生の原因になり立ち消えやすくなります、、乾燥過ぎれば味も辛くなり過燃焼の原因となります。
よく缶から出してすぐにパイプに詰めようとはやる気持ちもわかりますが
ちょうどよい湿り具合になるように別容器に移して調湿しましょう。これは自分のブレス条件でも決まるので
経験を積んでちょうど良い所を探すのがベターでしょうね。
また葉のカット方法でも湿り気具合が違いますのでこれも経験なんでしょうね。
葉の調質は、諸先輩から教わりました。ちょうど先輩のジャーの煙草に触らせてもらいそれをベンチマークにして
自分の良い所を探しました。
大事なのは旨い煙草を味わう事です。
  3.煙草を詰める前にもみほぐしと遺物除去
動画サイト等を見るといきなり煙草の缶から煙草を詰め吸いだしている動画をよくみます。
私にしたらそんな事考えれません。
理由は、2.煙草の準備で触れている事です。それと詰める前にもみほぐしと異物除去が必要だからです。
これも以下の事を理由に先輩から教わりました。

このようにティッシュや灰皿でもよいですが広げます。次に煙草をもみほぐし周りのカットより明らかに大きな葉はちぎり大きさを出来るだけ
揃えます。
またもみほぐしは、ぐりぐりに固まった煙草の葉をほぐし香りや味を出しやすくします。

葉脈や大きな硬い塊みたいな物を除去します。
まず葉脈には味はありません。ケーシングされていてもニコチンや煙草の葉の持つ旨さはありません。
燃えた時 単なる枯れた物なので雑味となりせっかくの煙草の味を落とします。
次に大きな硬い塊 キャベンディッシュ等にみられますがますが均一な着火の阻害、立ち消え、片燃えの原因になるようです。
これは私の経験側からきています。だから私は煙草を詰める前にこのように煙草を広げもみほぐします。
そういえば何年も前に日本パイプ連盟からパイプ煙草の愉しみ方というビデオがでていましたよね。
評判は散々でしたがこの中でももみほぐしシーンがあり愉しむ為の準備としてきちんとありました。
これは より良いパイプ喫煙をする為のひと手間です。

4.煙草を詰めるという
パイプに煙草を詰めた時 どうやってドローの確認をしてしているのでしょうか?
私が教えてもらった事は、「まず煙草の詰め方のよし悪しでその喫煙の8割が決まってしまう事。
煙草やパイプをたくさん持っているならば その癖なんて覚えられないからある程度計る物差しをもってなければいけない」と言われました。
ドローの定量的な把握方法として実際教えてもらったのがこれ

片方の手のひらの胴で火皿を塞ぎそしてパイプを金魚の呼吸のようにプッハと吸います。
その時同時にプッハのッの所で手のひらを離すと

空気が通らない状態から通る状態に一瞬になりその差分でドローの強さが感じやすくなります。
私の目安は、ブレスコントロールがしやすいシガレットを吸っている時位のドローをいつも目指しています。
この不連続の吸いは、私にとって把握しやすい方法です。
普通に何もしないで吸った場合 吸い始めの空気流入のからピークまでそしてピークから吸い終わりのゼロまでのダラっとした連続になるので
どれだかぼやけてしまってわかりません。
つまり空気のメリハリをつけた方がわかりやすいよねと言うことを教えてもらいいまでも実践しています。
この方法は勝ってがわからない新しいパイプや新しい煙草では有効と思ってます。
どんなベテランでも詰め方をたまに失敗すると聞いています。
私の様な初心者を脱し切れていない者が手を抜けるわけがありませんよね。
詰めた後ですが ドローが重い時は、詰めなおし。軽い時は煙草を足したりタンパーで押さえたりしています。
私の場合 結構硬詰めになっています。詰めた煙草を押さえた時の感触は おおよそ硬式テニスボール位の硬さでしょうかね。
結局これもクール&ドライ喫煙を行う為の大事な前準備です。
それと私の詰め方はオーソドックスな3段詰めです。
以上が私のドローの確認方法です。
   5.着火
皆さんはどんな物でパイプに詰めた煙草に火を付けていますか?
私はパイプ用ライターです。
私は、マッチでの着火は嫌いです。
その1:硫黄臭いのが部屋に充満する。家人もどうした!どうした!と慌てて部屋に入ってくる。
    これが一番嫌い ツーんとする刺激臭で鼻がおかしくなる。
その2:軸木の燃える匂いが繊細なヴァージニア煙草の匂いを台無しにする。
その3:マッチの燃えがらが灰皿を汚く見せる。また捨てる時に水につけてからでないと
    棄てれない小市民です私は。
以上です。
ですからパイプ用ライターを使っています。
マッチ愛好家には、悪いですが
私のようなおかしな者もいるという事。
でもマッチで着火するとパイプは美味しいと私の周りにもいます。
それは、マッチの火が優しいからとか色々と言われていますね。
私は、初心者の頃にあるべテランパイプスモーカー(煙草専門ショップオーナー)に
このように教えられました。「火は吸い込め、決してパイプライターの火は押し当てるな」と
この意味は、パイプライターの火を煙草に押し当てて着火すると
押し当て+吸い込みで火が余分に煙草の奥まで通ってしまいせっかくこれから美味しく
頂くはずだった煙草の旨みがその分着火時に失ってしまうからと。
ですから火は吸い込んで着火する方が火が奥まで通らないので美味い所はそのままと言う事。
マッチもそうですね。火は上向きなので吸い込まないと火はつきません。
それで私は、自分なりにうまくいくパイプライターの火に工夫しました。

これが私の火です。
皆さん小さいと言われますが、吸い込み時にスッとライターを近づけて吸い込みます。
火が大きいとこれが上手くいかない。
パイプライターの着火ぎりぎりで安定している所をセットしています。
また手を放すと消えるタイプと言うことで
火が小さくてもストレスなく着火できて安定しているイムコロナのパイプマスターが
今の所ベストなパイプライターです。
これを現在外出用と家用で2個所有しています。
それから火が大きいとパイプリムを焦がす事も無きにしもあらずです。
まあこのような事で
パイプ煙草への美味しい着火方法というのを教えてもらい今でも実践しています。
それは、火を吸い込んで着火する方が美味いと言う事を実感したからです。
  6.吹き戻しの意味
吸い方でパイプ喫煙とシガー、シガレット等と大きく異なるなのは吹き戻しがある事ですよね。
基本的には煙を吸って その煙を口に含んで味わって又パイプに戻すという事をします。
吹き戻しは適当と教える方がいますが多分教えている本人も知らないのでしょうね。それじゃ煙草は美味しく吸えません。
吹き戻しには、パイプ内で発生したジュースを、吹き戻しでチャンバー内に戻す。
という事も言われています。
もう一つは、「パイプの吸い方は、ゆったりとした気持ちで、呼吸をするように、ゆっくりと吸ったり吐いたりする」と
教えられると思いますがこれがパイプ喫煙の最大の特徴である火皿の中の空気を常に動かし火種の維持だと思います。
くゆらすという表現がありますが吹き戻しによりパイプからゆらりゆらりと煙が立ち上る様をだと思います。
吹き戻しを上手に行うと言う事は、火皿の火種の管理そのものと思っています。
吸いだけ行うと 新鮮な空気を常に供給されて過燃焼となりながら下へ下へと火種が下していきます。
このままだと煙突燃えという現象が起き 中心だけ燃えて火皿の中の煙草が綺麗に燃えてくれません。
タンパーをいくら使おうが治らないです。
また火種も大きくなり極端な話 パイプを燃やして穴を開けたという方もいます。
吹き戻しは、口の中に入った煙を火皿の上の方へ押し戻すわけですから火種は、これとは逆に煙草上面にとどまって
ゆっくり回りの煙草を燃やしてくれるわけです。
よく吸い2割 吹き8割と言われるわけがこれにあるのかなと思います。
ベテランスモーカーの中にはこの火種を自由自在に上下にコントロールできる方もいます。
非常にゆっくりなペースで火皿内の煙草をすべて灰にするにはこの吹き戻しが重要で
煙草を燃え進ませることなく 火種を維持して煙草に火を回す技術ではと思います。
難しい話ですが低温で燃焼させ、また均一に燃焼させる2つの役割も持っており
吸いと吹き戻しの微妙なバランスでパイプ煙草が美味しく吸えるのではないかと思います。
つまり吸いと吹き戻しの微妙なバランスがパイプ喫煙の真骨頂ではないかと思いますが
これがまた難しいのも事実ですよ。
パイプや煙草の種類、カット形状、湿り気具合などあらゆるファクターがあるのですからね。
この吹き戻しを行う意味を知ってそれを考えながらパイプを吸うと美味く吸える時が来ると思います。
最後に、吸ったり吹き戻したりを上手にこなしているパイプスモーカーは、実にユッタリと優雅に
美味しそうにパイプをくゆらせている様に見えるから不思議です。
  7.タンパーワークについて

タンパーってみなさんって使ってる。喫煙中でも豆に使っているんだけれど。
煙が熱くなりかけの時や偏燃えの修正など頻繁に私は使っていますよ。
これは、私の師匠がタンパーワークは大事だよ。と教えてくれたのですが最初は何言ってるのかわかりませんでした。
でも途中でもっと冷却された煙を吸いたいと思った時にこのタンパーワークの大事さをしりました。
この風刺画でにやりとされた方結構いると思いますがタンパーワークに反比例してめっきりこのような回数話が
絶望的に出ないクグロフトなのであります。
  8.パイプの連投について
パイプの連投については、私はお好きなようにと思っている。パイプは、1週間は休ませておくのが望ましいなんて
だれがどんな根拠でいったのかはわからない。その間パイプがほしければ数をそろえなさいとなる。
パイプを休ませるというのは乾燥させるという事又はカーボンを乾燥させるという事と思う。
つまり水分やその中に含まれる香味成分、雑味となるものを乾燥させて次に喫煙するときにはパイプが新しくそれらを吸収しやすく
させるという事と考えている。
それでは、連投させる事は出来ないのかといえばできる。
反対にこうも考えらる。連投して飽和状態になったパイプは、煙草の味が引かれない状態
つまりダイレクトな煙草の味となるのだ。つまりこちらのが煙草としての本当の味に近い。
雑味も何もかもが引かれることなく口に入るのだ。
私が昔実践してみた結論。
一時期連投して煙草を楽しんだ時期があったがたくさんのコレクションの中で愛情がいきわたらなくなったのでやめた。
でどっちの味が好きなのと言えば私は、パイプを乾かした方が好きになった。
でもダイレクトな味がよいという人もいるからお好きなようにである。
連投は決して悪い事ではないことだけは私は言えると考える。
パイプはそんな事では壊れないからね。

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