1936年カースティン博士が究極のドライ&クールスモーキングを目指して考案したものです。
銀色に輝くボディは木材と比較して約200倍もの熱伝導率をもつジュラルミンで出来ています。
ジュラルミン(A6000系)は耐蝕に強く、強度もありアルミの特性でもある比重が軽いという特色があります。

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  カットモデル

  

 ボウル内写真

リージェント
 銀色に輝くボディは、USAFのセンチュリーシリーズ戦闘機を
 彷彿させ思わずレジへ行ってしまったパイプです。
 F101ブードュー F104スターファイター F114デルタダガー
 などUSAの50年代戦闘機が持っていた輝く銀色のボディ
 未来的なパイプです。
 このパイプは、4部品からなります。
 カースティンパイプのカットモデルも掲載しておきます。
 構造を解説します。
 マウスピースはアルミスティックと一体成型でできています。
 スティックは写真の様に2段になっています。
 突き出たアルミスティックの途中に写真のように煙道が
 開いています。よって煙は、一旦このアルミスティックに
 あたり 多分スティックに沿った形で煙が吸い込まれる様に
 なっているのでしょう。
 ボールの中を見ると分かりますがアルミとブライヤーが
 写真の構造で結合しています。
 ボディエンドにはドレンの様なキャップが付いています。
 このキャップとマウスピースは、ゴムパッキンでアルミボディに
 挿入され固定されます。
 ボールは、ねじでボディに装着されます。
 キャップには穴が開いており ボールから流れてくる
 煙はこの穴を通ります。
 ボールより流れた煙は更にアルミスティックに当たる
 ようになっています。
 以上なような構造で煙を冷やして口に運ぶわけです。
 






 喫味について
 まず朝顔型のボールは、葉の詰めにくさを与えています。それとボール中央の煙道は、葉の詰まり 灰の詰まりを起こしやすい。
 朝顔型のボールは、周りの空気を多く含みながら煙を内部へ運びます。
 次にアルミのボディ、アルミスティックとマウスピース側の煙道の効果で煙は冷やされここで水蒸気等を除去する。
 このために煙草の良い所も悪い所も取ってしまう。良い意味で言うと煙草はマイルドになる。
 悪い意味では、美味い所も余分に取ってしまう。このパイプを初心者向けというがこんな仕掛けパイプを私は勧めない。
 なぜなら過燃焼気味でも美味いからだ。ブライヤーパイプのように静々と吸うとなにかが足りない。
 と言う事で私はこのパイプは激着香系煙草に当てている。
 それと写真の様にばらした状態で楽しむ時に組み立てる。これは、男心をくすぐる。
 007の黄金銃を持つ男をご存知だろうか。 悪役のスカラマンガ(乳首が3つある)が使う黄金銃は、
 ライターと万年筆、カフスボタンで銃を組み立てる。ジャキッジャキッと組み立てるなんざこれと一緒で
 はたからみたらきっとカッコいいかも!