パイプを咥えている商売というのが画家と一番に考えてしまう自分は 浅はかだろうか。 パイプの画で一番抜きんでているのはゴッホだと思う。 印象派の画家は好きであり そして私の趣味の一つに絵画鑑賞がありゴッホの絵も好きである。 ゴッホは、どこにでもパイプを咥えていく愛煙家だったそうだ。 ゴッホは、自画像が多い画家で光のレンブラントと並び40枚近い自画像をえがいた。 この中でゴッホはパイプを咥えている自画像を6枚描いた。 ゴッホの作品に登場するパイプを商品化したのがイタリアのピクタで 実は私はゴッホシリーズの1本を所有している。 パイプを咥えた自画像で対照的な物が左の2枚だろう。 右は麦わら帽子を被り少し上機嫌的な表情でパイプを咥えている。 左はこの麦わら自画像翌年の自画像である。 この辺は有名なエピソードだがゴーギャンと喧嘩別れをし 精神的に病んでしまった。 自分の耳を自ら切り落としそれを馴染みの娼婦に送ったのだという。 狂気じみた話だが当時の彼は大まじめにやったのだろう。 彼なりの愛情表現と言われている。 その後復活したかに見え作品作りをしていたが やはり精神異常で自分の胸をピストルで撃ってしまった。 口径が小さかったのかすぐには、死なないで済んだが駆けつけた友人の医師カシュが 「なにかほしいものがあるか?」と聴いたら「パイプが吸いたい」と答えた。 医師のカシェは、火を付けたパイプをゴッホに渡しました。 ゴッホは、そのまま口を利かずにベッドに横になり一晩パイプを吸い続けたといいます。 しかし翌晩に様態が急変し帰らぬ人になりました。 ゴッホは死の間際までパイプを吸っていた人なのです。 この事からパイプをすきになった自分からみてゴッホは好きな画家の一人です。 でも彼の作品は存命中一枚も売れなかった。 後に弟のテオが商売上手で彼の絵を売って有名になって生きましたね。 |