グラスを変えてビールの味をワンランクアップ

 


ラガービールの一つのピルスナータイプは
軽いタイプでありピルスナーグラスは、通常パインとグラスより
小さく250〜330ミリリットルの容量となっている。
背が高く、細く、直線的な先細である。
ヴァイツエングラスとよく間違われるがヴァイツエングラスは、
白ビール用(大麦ではなく小麦で作る)であり
泡を含め500ミリリットルで一杯になるように作られており
底も細口となっている。
ピルスナーの色、発砲、透明な美しさを示しきめ細かな泡を保つ。
   同じピルスナーでもラッパ型で飲むとグラスを傾けた時
中身が勢いよく口に入ってくる。ラガータイプでも
喉ごし重視なビールが合うグラス。
アサヒスーパードライと相性がいいと思う。
  ゴブレット・聖杯型は大きな、脚付きのボール型グラスであり
ベルギービールにおいてはトラピストビールの
シメイとオルバルが代表格になる。
またアビイタイプにも適している。
傾けにくく一気に飲めないようになっており
飲み口が広く泡たちが強いビールでも泡がこぼれにくい。
鼻と液面が近いのでビールが少なくなっても芳香を楽しめる。
聖杯はグラス厚が厚くゴブレット型は薄い
聖杯型には装飾や傷をつけて発砲を促進しきめ細かな泡を
保つグラスもある。チャリス、ゴブレットとも呼ばれる。
写真はシメイを飲む専用グラスの聖杯型
 

バルーン型またはスニフター型とも呼ばれるグラス。
風味を閉じ込める形になっており香りを楽しむ複雑な風味を
持ったビールに適している。
グラス一杯に入れないでグラス1/3に入れるとビールの
表面積が一番大きくなるので立ち上がる香りの量が多くなる
特徴がある。
手のひらで飲み口を塞ぎグラスをくるくる回すと香りたちが
より一層高くなる。

 

 フレアードチューリップとチューリップ型と呼ばれるグラス。
このグラスは泡たちが非常に豊かなビールに適している。
ビールを注いだ時 もくもくと泡たつ泡は、口が狭くなった所で
圧縮され硬くなる。さらに注ぐと硬くなった泡は、グラスの縁を
超えカリフラワーの様に高く盛り上がり全部注いでも
こぼれる事が無いようになっている。
硬くなった泡は、全部飲み終えるまでビールの表面を覆っているので
最後までビールの香りも抜けない。
香りもくびれた部分で幾分か加速されるのか弱々しい
デリケートな香りも鼻を近づけた時にはっきりわかるようになっている。
この飲み口形状はビールと泡が同時に入る。
写真は、ベルギービールデュベルとベルビュー醸造所の
クリークのグラス
 

フルート型と呼ばれる。シャンパングラスと類似している。
細い形状は、泡たち炭酸を長持ちさせ香りを強くする。
フルーツエールやランピックビールに適している。
写真は、フランボワーズとリーフマンズのグラス。
 

 複合型とも言われ ピルスナーグラスに似ている
ベルギービールグラス。
   タンブラー型 写真右から2番目
ヒューガルデンホワイト専用グラス。
   IPA(インディアナペールエールグラス)用グラス
シュピゲラウリーデルブランド
底の形状がグラスを傾けた時 泡を発生させ
戻した時に泡ですぐ蓋をする。
これにより香りを閉じ込め 泡も楽しめる。
   


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