2020年3月11日「和布と手作り」第7号が発売されました。
コーナーの中で8頁にわたり多数の作品と
「淡路結び」を連続したペンダントの作り方を図入りで紹介しています。
76P〜83P
価格【 価格 2,200円 (税込) 】

櫛かんざし美術館企画展作品集
古布の薫り 後篇 2019年9月5日 刊



詳しくは「作品集」のページへ





 一人でも多くの方にちりめん細工の素晴らしさを知って、触れていただきたい!そして型紙を使って作品を作って欲しい!それが私の一番の願いです。

江戸から明治・大正の古布縮緬、その繊細で艶やかな意匠に魅了され、国会図書館の古典籍資料を参考にしながら創作活動が始まり、以来、NHK学園での講座や同好の方々との教室など三十余年の歳月が流れました。


ごあいさつ

遠き記憶と暖かみを紡ぐ

創作活動は試行錯誤の積み重ねです。納得いく意匠を見出すまで試作を繰り返し、型紙を作りだすまでが最も苦心するところですが、この峠を越えると、素材である縮緬との楽しい対話が始まります。

この色相を、あの文様を、出来上がる作品の姿を想い描きつつ型紙を調整していく過程は、また試行錯誤となります。縫製には可能な限り接着剤は使わず、縮緬布の色調に合った絹糸を用い縫い目を表に出さず細かく丁寧に縫い合わせていきます。



細工物は人形、動物、植物、袋物などに分けられますが、多岐に亘って想像の楽しみが得られます。先人の思いの籠った古布を最大限に活かし新たな息吹を創作する細工物においては、その布を作り出した職人の美意識や技の巧みさなど多くを教えられますし、その布を身に纏った方々に思いをはせる楽しみもあります。

古布の縮緬が随分と品薄になってきており、素材の入手に苦労しますが、今後も楽しみながら修練を続けてまいりたいと思っております。

うきゆき工房 代表
浮田 由紀江