ぷらぷら春のヤマ歩きスペシャル
  《万字炭鉱跡を巡る》




2024年5月、 そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター 主催による、
ぷらぷら春のヤマ歩きスペシャル《 万字炭鉱跡 を巡る》に
ご縁があり、ガイドとして参加した。 ガイドツアー

まずは万字炭山森林公園に事前予約した約30名が集合。
装備を整え簡単なミーティングの後、山中に向かう。
今回の探索は 岩見沢市議会議員 平野義文様
によるプロデュースとなる 出発


遺構ごとに説明と自由時間を設ける。
万字炭鉱の歴史、
探索の危険予知ついてガイドを行う。 廃祉


まずはバケットエレベーターの廃祉だ。
水槽で泡を用いた浮遊選鉱の原理について解説、
良い石炭と悪い石炭、その浮き沈みによる分離を説明する。 マウスon バケットエレベーター


浮遊選鉱では浮いた上質の原炭を複数回選鉱する。
その運搬を司ったのが、
このバケットエレベーターだ。 廃祉


ここからは廃道を進む。
一部藪をかき分け、炭鉱跡の懐に。
今回は土地管理者の許可のもとの探索だ。 廃道


藪を抜けた平場に残る廃祉群。
原炭を輸送する『輸車路』に残る遺構だ。
石炭ができるその過程を説明する。 水槽


やがて封鎖された坑口、大坑道に到達。
ここでは全国の炭鉱数やその道内に占める割合、
埋蔵量による炭田順位を解説する。 大坑道


空知炭田が60%、釧路炭田が20%。
意外な天北炭田が10%、留萌炭田が6%と、
よく聞く具体的な炭鉱名を例題として説明を行う。 坑口



全国の石炭の半分の埋蔵量を誇る北海道。
褶曲地層による単位面積当たりの埋蔵量多さを説明する。
九州の炭鉱との比較、ガスの多い理由について解説する。 探索


かつての繰込所付近に残る遺構。
炭鉱が閉山に至る理由。
補助金による産業構造とドッジライン後の状況を解説する。 繰込所


変電所と開閉所の機能。
高電圧低電流での送電理由。
各所では自由時間を設け、適度に自由探索ができるように心掛けた。 変電所


今回は平野理事とそらち炭鉱の記憶マネジメントセンターのスタッフの方々によるガイドツアーだ。
予想以上の集まりであったそうだが、
参加者の皆さんの満足を得られるガイドが行えたかは少し不安が残る。 集合案内

今回の取り組みはNPO法人としてガイドツアーを開催することで、
炭鉱遺産の有効活用を促進するための活動の一端を担うことを目的とするものだ。

炭鉱跡が好きだ、そしてこれらの活動に少しでも貢献したいという意思をお持ちなら、
以下URLよりNPO法人への賛助を行い、
間接的な手助けをお願いしたいと思う。

NPO法人炭鉱の記憶推進事業団

万字ガイドツアー



怪我なく安全にガイドツアーを終了できたのも
そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター様と参加者のおかげです。

■そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター

また、詳細については以下リンクをご覧いただきたい。
ぷらぷら春のヤマ歩きスペシャル《万字炭鉱跡を巡る》のご報告

参加の皆様、スタッフの方々、お疲れ様でした。
また、大変ありがとうございました。








参加者
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