あなたの知らない留萌ツアー2019





2019年6月2日、昭和・浅野炭鉱跡を巡る、探索ガイドツアーを開催。
今回は事前に場所を伏せた、
ミステリーツアーとして開催。 全体図

SNSで募集、参加表明されたのは男女計12名。
近隣の温泉施設に朝8:00集合。
今回はリピーターが多かったものの、歴史的経緯、注意事項等簡単なミーティングのあと早速出発。 集合


全員連なって、山中を歩く。
まずは昭和44年閉山の施設、昭和炭鉱跡を目指す。
現地までは林道片道3.5qの徒歩によるアクセスが必要となる。 林道


所々で休憩を取りながら、
晴天の森を歩く。
女性の参加者も多く、談笑しながらのハイクである。 休憩


約1時間の徒歩を経て、
到達したのは選炭所の廃祉である。
一旦全員で外観確認した後、更に山中へ分け入る。 選炭所


そして今回のメイン施設、隧道マーケットに到着。
こちらも外観確認を行う。
後に班分けし、詳しくガイドする予定だ。 隧道マーケット


そしていよいよ最上流の炭住街に到達。
ヒグマの生息域でもあり、
これ以上上流へは行かずに、自由時間とする。 炭住跡



写真を撮りたい方、探索したい方、
各自、自由探索時間とした。
かつて3,900名が暮らした、その成れの果てだ。 炭住


炭住街にはかつて50棟のアパート群が犇めき、
川上町、上新町、栄町、左高台、右本町と
多くの区画があった。 自由時間


ここからは2班に分割し、選炭所と隧道マーケットの2か所の同時探索だ。
積込施設であるホッパーや、
コンクリートの巨大遺構を探検する。 選炭所


半ば埋まり、そして水没した廃墟もある。
各自写真撮影に夢中だ。
足元や頭上への注意喚起を行い、安全に配慮しつつ探索する。 積込施設

上部はビルの3階相当の高さの部分もある。
女性ガイドがつき添いつつ、安全な箇所まで登る。
時期的に少し藪が激しい。 上部

格子状のRC遺構に潜る。
廃止後約50年。
途中で班を入替え、交代で探索する。 格子


一方、隧道マーケットへは幌新太刀別川の渡渉から始まる。
最上流域の水量は少ないが橋は無く、
足元に注意しての川渡となる。 渡渉

いよいよ隧道マーケットの坑口へ向かう。
小さな坑道のため、ゆっくり見学できるように、
班分けしての入坑だ。 坑口


そしていよいよ隧道マーケットの内部探索だ。
頭上が低く、
入った途端、急激に温度が下がる。 隧マ


隧道内はコウモリが乱舞し、思いのほか涼しい。
ここは豪雪地帯ならではの、トンネル内商店街の廃墟だ。
更に進んでみよう。 こうもり



奥には閉ざされた商店街が残る。
「手を合わせて頑張ろう」などの閉山反対の、
掲示が未だ残る。 隧道マーケット



鮮魚店らしき商店や呉服店の看板もある。
古い字体の商品箱や、
ショーケースなども朽ちている。 商店街




隧道内にはかつて18の店舗が存在していた。
トンネルは約300m。
北側坑口から侵入、南側はほぼ埋没している。 マウスon 当時坑口


隧道内の南部は水没している。
ここまでの探索で撤退する。
外部とはかけ離れた異空間だ。 水没


下山し、昼食をとった後、
各自自家用車で少し移動、
沼田ダム付近の浅野炭鉱跡へ向かう。 沼田ダム


浅野炭鉱の積込施設に到達。
こちらは朽ちたコンクリートの巨大構造物が並ぶ。
6月とは言え、汗ばむ陽気だ。 原炭ポケット


再び各自、自由時間。
安全に配慮し、探索エリアだけは指定する。
皆さん思い思いに堪能されているよう。 積込施設



遺構の上部へ登る強者もいる。
安全には配慮しつつ
探索を行う。 遺構


巨大遺構の前で探索に余念がない。
ドローンを飛ばす方、ビデオ撮影の方、これまで訪れた廃墟の話題で盛り上がる方、
皆さん思い思いに楽しんでおられる様子だ。 巨大遺構


複雑に入り組む炭鉱遺跡。
広範囲に広がる遺構を見るために、
参加者も忙しい。 遺跡


施設の奥に残存するベルト斜坑に潜る。
ここはすぐに水没しているものの、
圧巻の迫力だ。 散策


最後は炭鉱資料館を訪れる。
今、探索したばかりの隧道マーケットや小中学校の、
最盛期の写真やジオラマを見学する。 資料館


今回は時期が少し遅く、藪の茂りが激しかった。
楽しんでいただけたか不安は残るが、
皆さんのおかげで無事探索を終えることができました。 探索


参加の皆様、お疲れ様でした。
また、大変ありがとうございました。

サブガイド、写真撮影のお手伝いの方々、助かりました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

ニナ暇人チャンネル様提供動画











参加者
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