辰沢鉱山跡  探検: 北の細道 辰沢鉱山跡

辰沢鉱山跡で坑内分岐を見る



北海道共和町

  北海道はその総面積83,450平方キロ。 
九州と四国を足したもの、または東北6県に新潟県を加えたものに匹敵する。
昭和33年の本道における埋蔵鉱量は石綿・高品位クロームにおいて100%、水銀が95%、
石炭 マンガン・金銀がおよそ50%を占める。鉄鉱においても全国比20.2%である。

産額としては全国総生産額3,801億円に対し、773億円を占めこれは約20%となっている。
道内各産業と比較すると、農業の16.7%についで鉱業13.5%、水産業6.2%・林業5.6%と続く。
つまり資源を生み出す産業の中では農業に匹敵し、林業・水産業の2倍にあたることとなる。


共和町国富市街地の北方6kmに位置する本鉱山は、
発見の時期は明らかでないものの、戦前に黄鉄鉱を主とした鉱石を採掘し、
一時的に国富鉱山へ売鉱したことがあるようだが、
やがて鉱石品位が向上せず休山に至る。


沢の分岐から約500m〜1,500mの区間で旧坑が数ヶ所見られ、
しかし昭和43年3月の資料をもってしても、
それら旧坑は大部分が崩落し、また水没により入坑できないとの事前情報である。

付近は昭和39年より国策として地下資源開発が強力に勧められた地域であり、
「金属鉱物探鉱促進事業団」の手により広域探鉱ボーリングが実施された経緯があり、
その副産物として、地下1,200mのボーリングにて発見された温湯が「ワイス温泉」である。
今回は秋の沢登り1.5kmにて多数の坑道に遭遇する。








水没・坑道・鳥の巣・・・


水没坑道
( ̄u ̄;)水没坑道



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