バンプ路面




入坑してまもなく、
路盤はかまぼこ型のバンプとなる。 坑道

坑道は相当な高さがあり、
閉鎖感は無い。
岩肌は非常にゴツゴツしている。 鉱山跡



壁には等間隔で碍子が連続する。
架線があったのなら、坑内軌道があったのだろうか。
バンプも枕木の跡かもしれない。 碍子


300mほど進むと、圧倒的な土砂崩れにより、
埋没している。
青い鉱石を登ってみよう。 崩れ

崖崩れの最上部は更に上方に大きな亀裂があり、
大量の土砂が崩れ、
漆黒の闇の穴が開いている。 土砂

土砂の上を越えると、
遥か下方に先ほどの続きの坑道が延びる。
土砂崩れで分断された坑道を進む。 分断

続きは先ほどと変わらない坑道だ。
相変わらずのバンプは続き、
闇が続いている。 坑道

土砂に混じり、坑木が落下している。
ただ、支保工は無く、
坑木は少ない。 坑木



壁面には腐食したフックが連続する。
ケーブルや投光器類が掛けられていたのだろう。 フック

続く坑道を歩く。
空気は軽く、こうもりも居る。 坑道

入坑500m付近で再び埋没だ。
今度は赤い鉱石で、
ここでも空気の流れがある。 崩れ

崩れた崖の斜面を登る。
空気の流れから、
上部の隙間を予想する。 登攀

ここも上部に大きな亀裂があり、
大量の土砂が埋没したらしい。 埋没

土砂の足下には坑内分岐が出現した。
右が続きの本坑で、
左が退避坑のようだ。 坑内分岐

退避坑は一回り小さいサイズで、
崩れつつも続いている。
本坑と違い、水溜りが点在する。 退避坑

通常サイズの坑道を進む。
土砂が崩れている。 坑道


入坑900m付近で退避坑も埋没しているが、
やはり風が流れている。
またもや隙間があるかもしれない。 埋没


3回目の土砂越えだ。
辛うじて開く上部の隙間に、
撤退の機会を失う。 土砂


やはり奥に続いている。
隙間は1mも無く、屈んで通過する。 穴

続きはかつて水没していたようで、
大きな泥の水溜りを越えていくこととなる。 泥


泥の海を越えると、
その先は乾燥路面となり、
一段と荒廃している。 乾燥路面


入坑1kmを超えて、
忘れ去られたように一斗缶が残存する。
静寂の世界だ。 一斗缶


その先200mで掘削は突然終わりを迎える。
埋没ではなく、掘削中止だ。
これ以上は進めない。 終端


撤退し、再び分岐に戻る。
あとは本坑の探索だ。 坑内


このあたりにはこうもりの糞が大量に落ちている。
しかし臭いも無い。 蝙蝠


本坑に戻り、先に進む。
ここからは荒廃著しく、
先で4回目の崩落現場となる 本坑


ここの崩落が最も激しく
赤い岩の間を縫うように登る。
なんとか先に進みたい。 崩落


土砂の亀裂から這い登る。
体のあちこちが岩盤に引っかかり、
足元も簡単に崩れる。 土砂崩れ


埋没区間を越えると、
天井から大量の鉱水が降り注ぐ。
いよいよ荒廃が進んできた。 鉱水


先に進むと大量の汚泥が流れる、
埋没箇所に来た。
これまでの崩れ方と違い水分を含んでいる。 汚泥

夥しい泥が流れ、そして深い。
先の埋没箇所には微塵の隙間無く、
完全閉塞だ。
5度目の幸運は無く、 ここで撤退を余儀なくされた。 終焉






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坑内分岐
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