夕張 高松ズリ捨線 探検: 北の細道 高松ズリ捨線

高松ズリ捨線でスキップ隧道を登る




北海道夕張市

鋼索による巻揚げ法にはどのようなものがあったのだろうか。
エンドレス運搬と呼ばれる、複線坑道の両端に滑車を設置し
そこに環状の鋼索をかけ、これに実車/空車と呼ばれるトロッコを等間隔でクリップし、
循環形式で運搬する方法があった。

またコース巻と呼ばれる直接巻上げ式の方法は、
鉱車をコース(綱首)によって鋼索終端に直接連結し、
単線/複線にそれぞれ1本のラインの鉱車が接続される。
これは斜坑途中などからも停止、巻揚げが可能で、
機関(巻胴)は通常上部に設置されるが、シーブ(滑車)を上部に設置すれば、
下部からの巻揚げも可能となる。

昭和24年(1949年)、夕張新二坑を初めとする、
周辺炭鉱のズリ(炭滓)を破棄する目的で、
高松地区の裏山の斜面に軌道敷が敷設された。

その延長は800M、処理能力は1300t/日。
昭和52年に廃止されるまで、
そこにはトロッコが行きかっていた。

かつては赤い屋根と蒼い屋根の炭住が林立していた、
高松地区から登ってみよう。





 







隧道・ズリ山・ホッパー・・・





ズリ山
( ̄u ̄;)ズリ山



トップページへ