鉱滓の緑化
根室本線 布部駅は、
麓郷に近い無人駅だ。
ドラマの舞台になったため訪れる人も多い。
付近にはメロン農家などが多い。
芦別岳を望む。
空知川に沿って林道を走る。
ここまで一般車両は余り入らないようだ。
広大なズリ山が見えると、
そこが鉱山跡地だ。
夕方の少し陽が傾いた頃に山へ入る。
付近は荒れている。
露天堀ならではの光景だ。
RC材などが散らばる。
蛇紋岩のズリ山には植物が生えない。
治山と緑化事業が行われているようだ。
鉱山跡の中央部に、
腐食した地下タンクのようなものが転がっている。
後部のバルブを見ると、
どうやら散水用のタンクのようだ。
石綿の飛散防止に使用していたのだろうか。
沈殿池がある。
水は澄んでいる。
芦別岳を映す沈殿池。
夕暮れの中、ヒグラシの声が聞こえる。
ズリ山は高い。
標高では440Mを越える。
ズリ山への道は泥が深い。
少し水も流れている。
ズリ山へ登る。
相当な斜面のところもある
ズリ山上は眺めが良い。
芦別岳や富良野西岳を一望する。
蛇紋岩は緑がかっている。
含まれるマグネシウムなどで、
植生が進まない。
付近にはレイルが埋没している。
トロッコなどもあったのだろうか・・・
付近を歩いてみる。
広大な荒地。
いかにも荒廃しており、
レイルからズリ山を望む。
森の奥のズリ山。
自然に還るまで、
今しばらく掛かりそうだ。
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