美唄炭鉱第2坑跡 原炭ポケット 探検: 北の細道 美唄炭鉱第2坑

美唄炭鉱第2坑で原炭ポケットに登る




北海道美唄市

  採掘したばかりの石炭には岩石も混合している。
この石炭に混じった岩石をより分けて、価値の高い石炭だけを抽出するのが選炭である。
石炭の比重は1.4、岩石のそれは一般に2.5。
つまりこの比重差を利用して選別するのが「重液選別」である。

かつては選炭婦が手選でズリを選り分けていた。
しかし効率化をはかり、大量に処理するために選炭工場が繁栄したのである。
比重1.8の溶液を作り、ここへ石炭と岩石を投入する。
比重1.8より軽い石炭は浮き、重い岩石は沈む。
ここで浮いた粒子だけを集めれば良いのである。

また、水力や風力などの外力を作用させ、石炭とズリが比重差によって
別々の場所に移行する原理を利用したものが「比重選炭」である。
重い岩石粒子が中央を流れ、軽い粒子が外縁を流れる、スパイラル選別機も一種の比重選鉱だ。

そして水にぬれにくい石炭の微粒子を気泡の表面に付着させ、水面に浮遊させる。
不要な粒子はこの性質が無いために、水中に残留する。
このようにして選別する方法が「浮遊選炭」であり、
浮選剤としては灯油、ブレーキフルードなどに用いられるMIBCが広く使用される。


石炭の最大粒径を整えるのも選炭の目的だ。
これは粉砕機やふるいを用いれば容易いことだ。
これらを流動自動的に行うのが選炭である。


今回は昭和29年閉鎖の選炭施設を探索する。
美唄市 盤の沢地区。
選鉱の工程も追いながら廃墟を巡ってみよう。







原炭ポケット・選炭・シックナー・・・


廃墟にからむ木
廃墟にからむ木



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