ここからは谷一つ北の湯泊五坑を目指す。
向かう先は更に激廃道だ。
鹿のヌタ場のような泥寧地だ。
完全廃道で遭難もよぎる。
ときおりピンクテープとGPSでの細かい位置確認を行う。
久々の人工物だ。
廃橋と思われる、木材と鋼管だ。
上流には積雪ではない白い山が見える。
ズリ山のようだ。
はたしてその向こうには・・・
再びレイルが・・・
撤去されたものらしい・・・
甘い木の腐敗したにおい・・・
奥の斜面には穴のような違うような・・・
(カーソル画像上でハイライト表示します)
渡渉して近づくと、それは
崩れた穴であった。
位置は地質図上の坑口と一致する。
穴を確認してみよう。
ゆっくりと覗き込む。
足元はどんどん崩れる。
そこは自然のダムで水没した坑口であった。
並ぶ支保工。
深い深い山中に、やっと発見した坑道。
坑口から見たズリ山。
本坑からかなり離れた遺構。
かつてはここにも産業があった。
ズリ山に残る坑木。
再び廃道を下山して、
精錬所を目指そう。
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