M炭鉱 坑道 探検: 北の細道 M炭鉱

M炭鉱でカッペ採炭を見る


北海道空知地方

  昭和23年5月、「炭鉱企業の合理化方策」が決定され人的増産に依存した構造体系から、
本格的な坑内機械の検討が推し進められた。

中でも採炭の分野で革命的とされたのが「カッペ」(鋼製自在支柱)の導入である。
従来の採炭方法では最前列に支柱が並び、コンベアを炭壁に密着させることができなかった。

ところがカッペ採炭は長壁式の天盤(=カッペ)を次々前方へ押し出して、
無駄な支柱を削減することで大型採炭機械の使用も可能になるという、
非常に合理的な採炭方法だ。
鉄柱によって天盤を確実に保持することで、坑内作業はより機械化・細分化された。
今回発見した坑口に続く連絡通路は、このカッペ採炭の支柱が残存する非常に珍しいものだった。



延長は短かったが、合理化の跡を感じることができる、
珍しい坑道を見ていただこう。







坑道・トロリー・カッペ採炭・・・


坑道
( ̄u ̄;)坑道



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