恐怖の廃橋


昭和27年、遠幌炭鉱は一度終焉を迎える。
清水沢坑に統合されるのである。
その後も採炭は続けられ、清水沢礦本坑として閉山した。




藪の一筋は大夕張鉄道の跡。
昭和48年12月末、南大夕張〜大夕張炭山間廃止、
昭和62年7月、清水沢〜南大夕張間廃止。
遠幌駅も今はその面影もなく。
大夕張鉄道

遠幌保育園゙ かつての遠幌保育園跡が残る。
今はダム工事の現場事務所となっている。



残滓 「鹿の残滓を投棄することは・・・」
との看板がある。



山登り

山中に向かって林道を登る。
ゲートがあり一般車両は進入できない。



遠幌加別川

遠幌加別川の水量は、
雪解けのためか非常に多い。


浄水場跡

しばらく登ると、RCの廃墟が現れる。

シックナーのようにも見える。

浄水施設

これは浄水場跡だ。
かなり破壊されている。

少し登ると

タンクの基台のようなものもある。
珍しい廃墟だ。




遺構

2kmほど歩くと、
沢沿いにコンクリートの遺構が現れた。




川向こうに

廃祉

何やら廃祉が見える。




橋

廃祉を越えて下ると、
山型鋼の橋らしきものが見える。


取水塔

ダムのそばの施設は取水塔かポンプ室のようだ。
結局は廃橋を渡らなければ到達できない。







橋梁は堰の真上にあり、
水面からの高さは6m前後、水流は激しい。



廃橋

H鋼と等辺山型鋼が組み合わされたトラス構で、
腐食はしているが、しっかりしている。




トラス橋

さぁ、渡ってみよう!
非常に危険。下を見たくないが、見ないと渡れない。





廃墟

苦労して廃橋を渡り、
取水塔の廃祉に近づいた。


ポンプ室

窓の鉄格子が解らないが、
やはりポンプ施設で間違いない。


取水施設

建物の周りには配管が巡っている。
よく残ったものだ。


荒地

山の手には不思議な荒地が残る。
炭鉱の中心部に近い。


炭鉱跡

斜面には貯炭の施設らしき廃墟がある。
近づいてみる。


坑口

下部の穴に潜り込む。
積雪で隙間は少ない。







内部にはコンクリート鍾乳石が伸びる。
奥はすぐに埋没している。

斜坑

脇にもRCの施設跡が残存する。
斜坑だろうか。


斜坑跡

すぐに埋没し、
全容は見えない。


レンガ

滑りながら斜面を登ると、
レンガの遺構が見える。


炭鉱跡地

いよいよ上部には怪しい空き地がある。
奥へ進んでみよう。


坑口

右の坑口は小さく、
厳重に密閉されている。


坑道

内部は数mで激しく埋没している。


坑口

左の坑口はそこそこ大きい。
こちらも十分に密閉されている。


遺構

山中に点在する遺構たち。
まだまだ探せば他の施設跡も発見できるかも知れない。







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廃坑
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