坑口のある風景


昭和11年、肥料会社が細々と経営していた
小炭鉱を、自社コークスの確保のために
買い上げたことが本炭鉱の発端となっている。


赤平市街地の西部を中心に
広い鉱区の中には、七租鉱を含んでいた。
その中でも栄えた福住炭鉱が8年、
他の小炭鉱にいたっては、
もっと短命であったようだ。


北空知ののどかな田園風景の中に、
馬橇が置いてある。
馬橇

ズリ山゙ 遠くには木々の寂しい山が見える。
ズリ山のようだ。



農村 農村も少し雪解けが進みつつある。
ここから山中へ向かう。



山登り

山中に向かって登る。
多少残雪がある。



根太

付近にはトラックの縦根太のようなものがある。
廃棄物だろうか・・・。


トロッコ

一瞬、トロッコかと期待したが、

金庫か家具のようにも見える。

電柵

鹿よけ、熊よけの電柵だ。
「入るときは擬似電気柵を開けてお入りください」

少し登ると

ホッパーが現れた。
羽幌や三笠のように大きくはない




積み出し

ホッパーは3連で軌道は無い。
小ぶりだが、斜面に残存している。




ホッパーの中には

ホッパー跡

積出設備が苔むして残っている。




選炭所

更に遡ると、
選炭所のような廃墟がある。


選鉱所

更に近づいてみよう。








コンクリートは劣化し、
木材は破損してぶら下がっている。



上部坑

上部はすでに屋根もなく、
大きさも全体的に小ぶりだ。




シューター

積出口は細い棒で塞いである。
シューターは大きい。





RC

森に残る炭鉱跡。
他にも諸設備の廃祉がある。


荒地

更に登ると、不思議な荒地が残っている。
広い空き地には木々がなく、かつては建物があったのかも知れない。


炭塊

斜面の土手には炭塊が数多く残る。
やはりかつては炭鉱が栄えていた証だ。


廃墟

廃墟を遡る。
炭鉱の中心部に近い。


坑口

いよいよ坑口を発見した。
塞がれてはいるが、立派な坑口だ。


坑口

小さな坑口。
かなり埋没している。







意匠は剥がれ落ち、今はない。
きっと「住 吉 坑」とあったはずだ。

ホッパー

本坑のような中小炭鉱が北海道にはたくさんあった。
大資本の巨大炭鉱もいいが、鄙びた小炭鉱もなかなか良いものだ。







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廃坑
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