巨大氷筍
所々は積雪が深く、 登山靴に雪が纏わりつく。 歩いているとだんだん暖かくなってくる。
ようやく「中間地点」まで来た。 やっと半分か・・・と思ってしまう。
ここからは踏み跡のない新雪だ。
ここ数日の入山者は無いようだ。
深いクレパスもある。 沢らしき部分を渡るときは要注意だ。 さらに数十分登ると、
少し下った谷間に、突然現れた洞窟。 巨大な氷柱がびっしりだ。
荒い岩盤から垂れ下がるつらら。 この時期しか見られない光景だ。
洞窟のようにしか見えないが、 赤い岩肌は紛れも無く人口の坑道だ。
近づいてみる。
背丈より遥かに大きい氷柱たち。 なんとか折らずに奥へ進む。
いよいよ現れた、下から成形する氷筍。 折り重なるように何本も立っている。
上からの氷柱と下からの氷筍が折り重なる光景。 太く育っている。
坑口付近は少し小さな氷筍となる。 微妙な気温で自然が作り出す風景だ。 カルルス鉱山へ トップページへ