ハンターとの出会い
市街地の積雪は0mとなったが、
林道には残雪がある。
しかし、硬い雪道はつぼ足で歩ける。
小川の河床は赤くなく、
硫黄の匂いもない。
残雪の林道の新しい轍を遡る。
乗用車では進めないような道だ。
残雪の切れ目には、ふきのとうが芽吹く。
北海道の3月末も春が近い。
谷向こうに、
露頭が見えた。
そこだけ草木が生えていない。
かなり林道を登った。
「神仙坑口」の近くに来ているはずだ。
別の露頭に向かって登る。
旭坑付近かもしれない。
近づいてみる。
人工物にも見えるが、
自然の土砂崩れかも知れない。
付近に坑口らしき跡は見られない。
鉱山跡の全景を望む。
この付近に200mを越える坑道が眠っている。
さて、いよいよ鉱山跡地に向けて急坂を登る。
ただ、遠くで人の声が聞こえたような気がする。
露頭に近づく。
山肌は灰色で草木が生えていない。
神仙坑付近に再接近した。
目を凝らしても、坑口は見えないが、
いかにもの鉱床が見える。