ハンターとの出会い


蔭ノ沢鉱山が本格的に採掘され始めたのは、
昭和15年からで、毎月50tを国富鉱山へ売鉱していた。
昭和25年には坑道延長を繰り返し、
採掘量は15〜20t/月となっていた。



幌別ダムは非常に海に近いアース型ダムだ。
雪解けは進み放流されている。
幌別ダム

氷結゙ 天端(てんば)を越えて貯水部を望むと、
そこは前面氷結。



柱状節理 付近の崖には柱状節理が見られ、
いかにもの山肌が見える。



林道

市街地の積雪は0mとなったが、
林道には残雪がある。
しかし、硬い雪道はつぼ足で歩ける。


川

小川の河床は赤くなく、
硫黄の匂いもない。


登坂

残雪の林道の新しい轍を遡る。

乗用車では進めないような道だ。

ふきのとう

残雪の切れ目には、ふきのとうが芽吹く。
北海道の3月末も春が近い。

谷向こうに、

露頭

露頭が見えた。
そこだけ草木が生えていない。



かなり林道を登った。
「神仙坑口」の近くに来ているはずだ。


積雪

別の露頭に向かって登る。
旭坑付近かもしれない。



近づいてみる。

こうもり

人工物にも見えるが、
自然の土砂崩れかも知れない。
付近に坑口らしき跡は見られない。


全景

鉱山跡の全景を望む。
この付近に200mを越える坑道が眠っている。


登坂

さて、いよいよ鉱山跡地に向けて急坂を登る。
ただ、遠くで人の声が聞こえたような気がする。



坑道

露頭に近づく。
山肌は灰色で草木が生えていない。







神仙坑付近に再接近した。
目を凝らしても、坑口は見えないが、
いかにもの鉱床が見える。


粘土質鉱

鉱床は粘土質鉱と言われる鉱染状鉱石がうなずける色合いだ。
しかし残念ながら、坑口の発見には至らなかった。




下山していると、道なきブッシュからガサガサと動く人影が・・・
思わず覗き込むと、なんと銃を持った人影が次々と!
3名のハンターが現れた。

ハンター

狩猟期間最後の日、エゾシカを追って入山していたそうだ。
首尾よく、獲物を狩って解体した矢先に出会ったのだ。




鹿肉

肉の塊と化した鹿。
ハンター達は非常に好意的で、単独で歩くことに興味を持っておられた。

角

立派な鹿角。
記念にと言って、切りたての鹿角を頂いた。
「肉も持ってけ!」言われたが
そこは丁重にお断りし、一緒に下山した





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露頭
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