廃墟群


かつて芦別五山と呼ばれたヤマは以下となる。
三菱芦別炭鉱、三井芦別炭鉱、明治上芦別炭鉱、油谷芦別炭鉱、高根炭鉱。
今回は、頼城付近、三井芦別鉄道、油谷専用線、第一坑などを、
探索しスノーハイクを満喫したい。



快晴の冬に芦別の市街地を望む高台に登る。
かつてはこの付近にも坑口があったようだが発見には至らない。
芦別市

頼城゙ まずは山頂の貯木場を目指し、
左岸の炭鉱跡を目指す。



スノーハイグ 山の頂を目指して、山道を歩く。
気温は-12℃付近だが、すぐに暖まってくる。


貯木場

見上げていた貯木場に再接近した。
ほのかに木のいい匂いがする。

頼城

頼城方向を望む。
木々が無く、土留めらしき治山がされている付近が、
かつての炭鉱跡だ。


炭鉱跡

炭鉱跡に向って道なき斜面を下る。

ここからでは施設は見えない。

足跡

人の入った形跡の無い雪原を歩く。
自分の足跡だけが新雪に残る。

更に近づいてみる。

施設

雪原にコンクリートの施設が数箇所ある。
かなり深い穴のようだが、内部は見えない。



治山されているが、
かつての坑道まで続いているのだろうか。


鋼矢板

鋼矢板で土留めがされている。
他には施設は見えない。



隠れた危ない溝に注意しながら、

トラップ

再び登る。
注意深く見ても付近に施設は見えない。


頼城

頼城の選炭施設跡付近に移動した。
使用されていない木製の電柱が残る。


芦別鉄道

かつての芦別鉄道跡は広い雪のベルトで残る。



消火栓

雪原に消火栓の跡が残る。
何も無い風景に消火栓だけが残存しているのは、
不思議な光景だ。






坑口事務所の廃墟に向って、
雪原を歩く。


川

廃墟を囲むように川が流れている。
しかし、積雪は無く川原がはっきりしている。


温泉

少し硫黄臭があるので、もしやと思い川に手を付けてみた。
川の水は温かく、温泉のようであった。
そこそこの湯温で、湯気がたっている。

廃墟

廃墟内に入ってみよう。



坑口事務所を見る


廃墟

北面は積雪も多く、
破壊の跡著しい。

氷柱

巨大に育った氷柱がある。
鉄骨も一部曲がっている。

西側

西面は比較的、破壊が少ない。
一周回ってみる。





少し移動して、芦別鉄道跡を追ってみる。
民家となった駅の跡や盛土も残る。


随道跡に到着した。

廃随道
随道跡

随道跡に潜る。
高さはそこそこある。


廃トンネル

意匠は無く、玉石積みの坑門である。


坑道

坑内はレールが撤去され殺伐としている。
延長は80m程度か。


坑口

簡易に蓋をされた坑口付近を見る。


坑口

出口側にすぐ到着した。
静かな随道だ。


鍾乳石

覆工の上部にはコンクリート鍾乳石が垂れ下がる。



随道

再び坑内を通って戻る。
積雪は多い。


油谷専用線

市街地から油谷方面には専用線のピア跡が残る。
雪の帽子を被っている。


随道

斜面には坑口らしき跡が見える。
斜面を登り坑門に近づく。


坑門

埋められたのか、坑門の上部に到達した。
こちらも玉石積みだ。


選炭ポケット

第一坑付近には選炭ポケットが残る。
雪原を歩いて近づいてみよう。


選炭ポケット

ポケットはそこそこ巨大で、
コンクリートは剥がれて、劣化が激しい。


ホッパー

付近には施設が散らばっている。
雪原には動物の足跡が多い。


選炭ポケット

少し上部から選炭ポケットを望む。


ホッパー

奥にはホッパーが残存していた。
雪深い。


積み出し設備

下部が積雪で見えないが、
相当な高さのある建物のようだ。


積み出し設備

巨大なホッパーだ。
専用線があったのだろうか・・・。


ホッパー跡

周囲には蔦が絡む。
内部はどうなっているのだろうか・・・。


ホッパー跡

下部には丸い口が開いている。
進入してみよう。


ホッパー内部

内部は厚い氷で覆われ、暗い。
光の差し込む部分から、少し雪が積もっている。


ホッパー

付近には格子の施設がある。


ホッパー

再び移動して、茂尻方向に向う。
鉄塔の向こうにホッパーらしき施設が見える。


ホッパー

畑を横切り、延々歩いてホッパーに接近した。
最後の斜面がきつい。


ホッパー

かなり大きな施設だ。
コンクリートの劣化は少ない。


積み出し

積み出し装置は腐食している。
もう少し登ってみよう。


プーリー

ホッパーに沿って登る。
プーリーも残る。


廃墟

上部には選炭の設備も残る。
最上部は相当な高さだ。


廃墟

最上段の眺めはよかった。
帰りは斜面を滑りながら下山した。




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温泉
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