明治鉱業庶路炭鉱でスイッチバックに遭遇す
山向こうへの運炭線が超える隧道が見えてきた。
スイッチバックで90度向きを換えた後、この隧道へ突入する。
アプローチには太い木々が立っている。 40年の歴史を感じる・・・。
かつて蒸気機関がくぐる廃トンネルはある程度の大きさがある。
しかしこの流れ出たような汚泥は何なのか。
閉塞か・・・。
汚泥に覆われた廃隧道に侵入する。 奥にはかろうじて明かりが見え、風も少し流れている。
奥には天井から落下して汚泥にささったままの氷柱があった。 不思議な光景だ。
見えていた明かりは小さいまま・・・。
いよいよ閉塞部に接近した。 天井の覆工がごっそり抜け落ち、そこから汚泥が大量に噴出していた。
貫通はしているものの通り抜けはできない。 反対側の坑口が見えているにもかかわらず、抜けることはできない。 諦めて外部の施設を見てみよう。
外部には近代的な建造物もある。 坑口事務所だろうか・・・。火事の痕跡がある。
エゾジカの獣道が無尽に走る中、さらに奥を目指す。
奥には巨大なホッパーも現存する。 森に溶け込んだ廃墟群は今も静かに鎮座している。 戻る トップページへ