のどかな町並みを過ぎると畑の広がる道々に入る。
鉱山は敷地が広く、歴史を紹介する看板も掲げてある。
看板からも大規模であったことがわかる。
歴史や配置、モノクロの写真も掲載してある。
設備の配置図に従って探索してみよう。
付近は空き地が多く、草が生い茂り、
現在は使用されていない建物も多い。
区画された大きな荒地もある。
鉱山住宅などがあったのかも知れない。
牧場もあり、付近にはいかにもの廃墟がある。
精錬所まではまだ遠い。
森の中に焼却場の廃祉が現れた。
割と近代的だ。
鉱山跡が産廃処理場に転化されているような場所は他にもある。
焼却場跡の奥には鉱山的な山肌が見える。
あの付近に精錬所があるのだろうか。
林道を走る。
さらに上流の坑口の探索に向う。
よく使用されている道だ。
林道脇に密封された非常に近代的な
坑口を発見した。看板にあった金山坑口であろう。
鉱水も処理され、
徹底した管理がされている。
林道から歩いて山中へ。
このあたりのも数箇所の坑口があったはずだ。
歩いて探索してみる。
奥には不思議な荒地があった。
鉱山の施設があってもおかしくない。
奥に登ると、ズリ山が見えた。
もう少し奥を見てみよう。
支保工か枕木らしきものが大量に投げてある。
付近を探索する。
坑口を発見した。
コンクリートで徹底的に密封してある、
仮設足場の階段まである。
コンクリートで密封してある。
丈夫なロックと南京錠のついた蓋がある。
ここまで密封された坑口も珍しい。
坑口前には犬釘のような不思議なきのこがある。
つぶれると胞子が広がる。
あいかわらず林道には鉱水処理のパイプが走る。
かなり続いているようだ。
林道を歩く。
路面はしっかりしているが、車は全く通らない。
少し移動した選鉱所付近。
廃道を遡り、山肌へ向かう。
エゾリスが現れた。
人間が珍しいのかいつまでも見ている。
そして歯をむき出して、威嚇された。
熊笹の刈られた山路を登る。
雨水枡から側溝を辿る。
山中にしては整備された溝だ。
溝の上流は山肌からの流水に行き着いた。
おそらく埋められた坑口だと思われる。
砂防ダムでもない、水防施設が現れた。
これはいよいよ怪しい。
奥を左に曲がると、やがて坑口が現れた。
接近してみよう。
山中に眠る坑口には、廃レイルを流用した鉄柵がある。
中を覗いてみよう。
坑内は環境が悪く、坑木はしっかり残っているものの、
腐食した水と羽虫に覆われている。
沢を少し遡った、名もない坑。
水没激しいが、支保工も残存する。
坑木が痛々しい。
坑口から少し登ると、ズリの広がる斜面となった。
登ってみよう。
斜面にはひしゃげたパイプが出ている。
鉱山施設だろうか。
はたして、突然選鉱所の廃墟の中腹に出た。
下からは全く見えなかったため、非常に唐突だった。
選鉱所は斜面に沿って段々に配置されている。
育った木々が年月を感じさせる。
