火薬庫跡 探検: 北の細道 北炭某鉱業所 火薬庫跡

火薬庫で排水の痕跡をみる



北海道空知地方

 電気発破とは電気雷管を使って行われる発破の事で
これによって多数の発破孔を同時にかつ安全に点爆でき、
またその順序も正確に制御できる。

電気発破の結線には直列・並列・直並列の三種があるが、
各回路に流す電流は1〜1.5A以上が必要となる。

一般的には電気抵抗の揃った電気雷管を使用し、
また回路の全抵抗に対して電源には余裕を持たせることが必要となる。
なお電気発破では雷/降雪時に発生する静電気や迷走電流による
早期爆発事故を起こさないように注意が必要である。


火薬庫はその規模により、火薬取締法(昭和25年法律第149号)第11条に基づいて、
貯蔵、設置が細かく規定されている。
火薬類取締法施行規則(昭和25年通商産業省令第88則)に基づき、
保安距離や構造、届出等も詳細に規定されており、
各炭鉱に残る火薬庫はこれら基準を満たしている。

火薬庫は鉱床図や坑外図に記載されることが少なく、
資料からの発見がなかなか困難だ。
今回到達した火薬庫も言うに及ばず、推論から地形図を読み込み到達した一件となる。

初冬のヤマに入り、ひたすら登って火薬庫に到達してみよう。

イギリス積み・排水路・青天井・・・



火薬庫
火薬庫





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