精錬所のピークへ
鉱山に向いた道は、急激に激藪となる。
綺麗な車なら入るのを躊躇うだろう。
激藪が晴れると、、
締まった白い道となり、ここからは歩いて探索する。
少し歩くと左手に何か見えてきた。
森の中に突然現れる。
精錬所の廃墟に到着した。
結構高くまで、積み重なっている。
石垣も重厚。
精錬所は神殿のようだ。
但し、赤い蟻が多い。
全体が蟻塚のようだ。
石垣も十分残存し、
ホッパーらしき跡もある。
ピークを目指してみよう。
穴も開いている。
石垣から生える木々に、
年月を感じる。
光がホッパーに差し込む。
頂上の景色はどんなのだろう。
少し登り、下を見てみた。
石垣は数段ある。
どこでも登坂できるわけではない。
登れる場所を探して、
右往左往する。
突然の穴もある。
単独行なので十分注意して登る。
穴に潜って見る。
特に何も無く、すぐに行き止まるただの穴であった。
石垣は急で、登れないところが多い。
脆く見えるが、意外と崩れない。
石垣をよじ登る。
砂が崩れ、蟻が這い登ってくる。
頂上への興味が勝ち、どんどん登る。
中段付近まで来た。
建設したことにも、残存したことにも、
感慨を覚える。