安積鉱山跡 探検: 北の細道 安積石膏鉱山

安積鉱山で粘土との攻防を見る



福島県郡山市

   石膏(せっこう)は硫酸カルシウムを主成分とする鉱物で、
骨折時などの施術後に固定を目的に利用されるギプスは石膏の英名でもある。

二水石膏(CaSO4・2H20)、半水石膏(CaSO4・1/2H20)、無水石膏(CaSO4)の3種類があり、
二水石膏を焼成すると半水石膏となる。
この半水石膏を「焼石膏」と呼び、水を混ぜるとやがて固まることから左官材料としてもよく用いられる。
この代表的なものが『石膏ボード』である。

石膏ボードが火に強い理由は、その含まれる結晶水にある。
結晶水とは物質の結晶中に含まれている水のことだが、
石膏にはその重量の21%に相当する結晶水が含まれている。

通常は安定して含まれ発散することは無いが、火災時などには熱分解を起こし蒸発を始める。
結晶水がすべて分解して水蒸気となるまで、石膏の温度上昇は起こらず、
これが耐火の要因となっている。

今回紹介の福島県 安積鉱山は猪苗代湖と郡山盆地の間に存在し、
明治35年(1902)頃開発、昭和10年(1935)秩父セメント(株)に経営が移った。
昭和12年からは有恒興業(株)が設立、昭和40年頃閉山している。


金属鉱山、そして炭鉱ではない石膏鉱山跡への初めての探索。
坑外図では坑口は7か所、鉱山事務所付近には多数の建屋が記載されている。

遺構を追って会津の杜を進んでみよう。

浴場・積込施設・廃坑・・・




架台
架台





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