鉱山跡 水没坑道 探検: 北の細道 鉱山跡 水没坑道

Rf鉱山跡で藍銅鉱を見る



   自然通気方式によって通気を行う金属鉱山では、目標の風量確保が重要な問題となる。
自然通気の場合は扇風機を利用した強制通気とは異なり
坑内外の温度差、つまり冷たい方から暖かい方へ流れる現象が影響している。

暖かくなった空気は上昇し、その空いた隙間の気圧が下がり
そこへ冷たい空気が流れ込む。
この現象を利用した換気法では、坑内風量は坑内と坑外の温度差の影響を
大きく受けることとなる。

例えば温度差の高い夏と冬に風量は増加し、春と秋には減少する。
そして夏季と冬季では気流方向は逆転する。
また、坑内に発生する結露や霧は保資材の腐食や劣化を加速させる。

その為、扇風機による強制換気以上に、風量や方向性などの坑内の通気特性を評価し、
温度や湿度の及ぼす影響を検討することが重要となる。


今回は坑道跡である。
しかも水没坑道、股下までの水位がある。

金属鉱山にありがちな、曲線を描く坑道に坑内分岐。
突然の垂直坑道などにも十分注意して探索したい。


水没坑道・藍銅鉱・グリーン・・・




水没坑道
水没坑道





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