鉱山跡 選鉱所 探検: 北の細道 鉱山跡 選鉱所

Hf鉱山跡で兎に会う



   浮遊選鉱は非鉄金属の選鉱に用いられる選鉱法で、
採掘した原石から有用金属鉱物をより分ける方法の一つだ。

鉱物表面がぬれやすいかどうか、液体をはじきやすいかどうかの差によって分離させる。
0.3o以下の粒に砕いた鉱石を液体試薬と起泡剤の中で空気を送り込むと、
ぬれにくい鉱物だけが気泡と付着して浮かび上がる。

水中で行う『薄膜浮遊法』、多量の油の中で水と油の境目に濃集する『多油浮遊法』、
油分に包まれて気泡と結びつき浮かび上がる『泡沫浮遊法(フロス浮選)』などがある。

数種の鉱物をひとまとめに選鉱する総合浮選、
主となる2種以上の有用鉱物を選鉱する優先浮選、1種のみを分離する単純浮選などがあるが、
今日のように浮遊選鉱が発展したのは、フロス浮選の発展、
そして気泡を多量に発生する浮選機の開発に負うところが大きい。


今回紹介の選鉱所は昭和29年(1954)から運用され、
昭和38年(1963)には縮小、わずか9年の稼働である。

しかしながら銅及び硫化鉄の優先浮選が行われ、最大500t/日の処理を行った。
その設備は大きく、山中に人知れず眠っている。

現地では悲しい状況に遭遇するが、斜面に折り重なる選鉱施設を尋ねてみよう。

選鉱所・ウサギ・浮遊選鉱・・・




浮遊選鉱
浮遊選鉱





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