巨大な坑道
精進川は赤く、鉱山の川らしい。
下流部はそこそこの幅がある。
トウキビ畑を抜ける。
9月はそろそろトウキビも終わる。
林道を登る。
路面は湿っていて、ほこりは立たない。
何箇所かの分岐はある。
あくまでも精進川に沿って走る。
間違うと、スキー場や造林地に出てしまう。
ゲートがあり施錠はされていないが、
関係機関の了解を取った上、入林する。
羆だけには注意してくださいとのこと
精進川はいよいよ、
狭くなり、上流まで来た感覚がある。
確かに羆の出そうな山中だ。
突然現れた鳥居。
急に現れるので、ドキッとした。
六和協会と書かれている。
道有林と書かれた看板がある。
かなり山深くなってきた。
林道名は駒見線とある。、
わき道があり、治山された跡がある。
不思議な測定器のようなものがある。
このあたりには鉱水の流れがあり、
黄色い鉱石が落ちている。
林道わきの一角には、
コンクリート製の遺構がある。
社宅跡と浴場の廃祉だ。
鉱水を枡に採っている。
研究などに使っているのだろうか。
いよいよ轍がはっきりしなくなると、
ほぼ頂上に接近した。
「精進川小中学校跡地」の看板が、
壊れて残っている。かつては索道もあったようだ。
ここからは歩いての探索となる。
ビニールホースや最近の工事設備もある。
更に奥まで遡る。
ビニールシートが掛けられたものは、
ボーリングの掘削サンプルであった。、
鉱水中和の試験等が毎年施工され、その研究論文も世に出ている。
奥に行くと坑口が現れた。
やはり棄てられた気配は少ない。