地すべりの向こう
ホロホロ山付近から紅葉の森野方面を望む。
白老川に沿って峠を下る。
かつて付近には6か所以上の鉱山があった。
到着した鉱山跡には工場が残り、
山中に向かって露天掘りが、
残存しているようだ。
沈殿池が所々に残り、
その鉱水は澄んでいる。
鉱水の流れに沿って上流を目指そう。
法面がなだらかに崩れ、
排水路の土管が土圧で崩れている。
付近が地すべりの末端のようだ。
露天掘り西部の主滑落崖方面を望む。
明らかに段差があり、
排水路のような遺構が見える。
遺構の残る土砂の跡を歩く。
一般の鉱山跡より土壌はかなり新しく、
しかし木々が異様に少ない。
土砂に覆われた森を歩く。
いかにも、もとあった森を、
後に土砂が覆った雰囲気がある。
広範囲に渡って土砂が森を覆い尽くす。
その上層を沢が流れる。
更に上部を目指す。
そして主滑落崖に到達した。
高さもそこそこあり、火山岩のような岩石が堆積している。
もう少し登ってみよう。
崩れ落ちた排水路がぶら下がる。
ここが崩壊した法面で地すべりの起点となる部分だ。
ここからは露天掘りを目指す。
地すべりの東に位置する露天掘り跡に到着した。
荒涼として、エゾシカが多くいる。
ここが残る鉱山跡だ。
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