赤岩鉱山跡 探検: 北の細道 赤岩鉱山

赤岩鉱山で雄大なアプザイレンを行う



北海道小樽市

 火山が生まれてからおよそ50万年が経過すると、 マグマの熱により加熱された地下水が循環を始める。
地下の岩盤の割れ目をその熱水が上昇するとき、 その途中で熱水に溶け込んでいた金や石英が沈殿して、
割れ目を埋めながら鉱脈を作る。
それが繰り返され金を含んだ石英脈の縞状鉱脈ができる。

地中を流れる熱水中の金濃度は1億分の1と言われる。
しかし熱水中に含まれるアルミニウムが反応し、
石英脈の中で堆積する時には金濃度が1000倍の10万分の1まで濃縮される。
これら金鉱床が完成し、やがて地表が風化・浸食を受けると、
金石英鉱脈が地表近くに現れる。
これをボーリング調査などにより、品位や埋蔵量を調べて経済的に開発可能かどうかを精査する。
これが金鉱山ができる過程だ。

小樽の赤岩鉱山は昭和59年(1984)に学術調査があったようだが、
詳細な状況は不明、海岸部に探鉱跡があるとのことと、
金鉱床が期待される閃亜鉛鉱、黄銅鉱、石英細脈が見られるとの調査内容だ。


現在はロッククライミングの聖地として著名な赤岩地区であるが、
恐らく営業状態まで至らなかった小さな鉱山跡を探索してみよう。




懸垂下降・シンター・温泉型金鉱床・・・




懸垂下降
懸垂下降



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