竪抗のなれの果て




琵琶瀬展望台から望む霧多布湿原。
南北4km、東西9kmの泥炭地に、
高層・低層そして塩湿地が混在する大きな湿原だ。 霧多布湿原

JR浜中駅はかつては交換駅だったが、
現在は片面ホームとなっている。
無人駅だが近代的だ。 浜中駅

浜中町を抜け、
紅葉の森に入る。
今日は雨の探索となる。 浜中町


到達した鉱山跡付近。
この丘の上に火薬庫があったようだが、
現在その痕跡は見られない。 火薬庫



付近にはズリ山らしき土砂の盛りがあり、
なんらかの鉱業があったのは間違いない。
鉱床図に従って瑞祥第1坑を探索する。 ズリ山


坑木か竪抗の木材のような、
廃材が野積みされている。
東斜面を目指す。 坑木


岩盤に潜るように現れた瑞祥第1坑である。
後に木材で密封されたようだが、
落ち葉に埋もれつつ、坑口が望める。 瑞祥第1坑


それでは入坑してみよう。
いつもこの瞬間は少し緊張する。
できれば乾燥した坑内で雨宿りがしたい。 入坑


入坑するや否や、いきなり坑内分岐だ。
高さもそこそこあり、内部は乾燥している。
左坑を進んでみよう。 分岐


坑内面は切り立った垂直で、
長方断面だ。
奥に進む。 左坑


坑道は20mほどでY字となり、
掘削の終端を迎える。
ここで終点だ。 ドンツキ


再び坑口付近に舞い戻り、
今度は右坑を目指す。
坑内は乾燥しており、外部の雨天の状況は感じない。 坑口


坑内はそこそこ天井も高く歩き易い。
資料には下部探鉱の記述があるため
突然の竪抗など、足元に留意して歩く。 坑内


こちらは円形の断面で、
坑木もなく、
そこそこ深そうだ。


坑内にはかんざし留が残留する。
これは一本足の木製の留め具で、
内柱を留めておく治具のようなものだ。 かんざし留


かんざし留めが続く坑内を望む。
40m程度奥に木材の散乱する箇所が見える。
空気は澄んでおり、どこか外部と接続しているのかもしれない。 坑内


坑木の散乱する突き当りは、ひどく荒れている。
延長方向の掘削は終焉を迎えているが、
坑木の下の足元を確認すると・・・ 坑木


深い深い水深である。
知らずに進めば落下して溺れることとなるだろう。
鉱水は澄んでおり、しかし遥か底は見えない。 竪抗


そして頭上は見上げきれない坑道跡である。
散乱した坑木は上部坑から崩れたものだろう。
ここは上下に掘削された竪抗跡だ。 竪抗


坑道を戻ると、そこには獣の骨が。
キタキツネだろうが、
棄てられた坑道内で骨に会うことは多い。 キタキツネ


瑞祥第1坑から南へ斜面に沿って移動すると、
そこには湧水する埋没した穴があった。
これはどうやら旧坑らしい。 旧坑


旧坑への侵入は諦め、
川に沿って移動する。
次なる目的は瑞祥第2坑である。 第2坑


再び斜面に岩場の亀裂が確認できた。
もしや坑口では・・・。
接近してみる。 瑞祥第2坑


どう見ても自然の洞窟にしか見えないが、
位置的には坑口の可能性が高い。
覗きこんでみる。 瑞祥第2坑


この位置から見ても岩場にしか見えず、
内部は確認できない。
潜り込んでみよう。 入坑


やはり坑道である。
深く水没しているが、坑木が残っている。
これが瑞祥第2坑である。
これ以上の入坑はできなかったが、しっかりと残存していた。 瑞祥第2坑









戻る

瑞祥第2坑
トップページへ

トップページへ