Br転流坑跡  探検: 北の細道 Br転流坑

Br転流坑の貫通を見る



北海道某所

 金は黄金と呼ばれ、グラム単価約¥6,700と最も高価な金属である。
高価な理由としてはやはり産出量が少ないことが大きい。

地殻中に含まれる金の平均含有量は 0.004 「ppm」=Parts per million、100万分の1 と言われ、これはつまり1g中に0.000004mgとなる。
例えば鉄は41,000ppm、硫黄は420ppm、銅が50ppmとなり、その差は歴然である。

そして金が魅力的とされる理由はその特異な山吹色と柔和な光沢である。
しかも水中、温水中、火にかざしても変化しない。
そして延性に富み、1gの金は長さ2qまで延び、十万分の1oの薄さになる。
このように加工されたものは、金絲、金箔と呼ばれ、
京都鹿苑寺の金閣もこの金箔があしらわれている。
オーストリアではかつて70.5sの金塊が発見されたことがある。


転流坑とはダム本体工事を安全・円滑に進めるため、
洪水時の水を迂回させるための施設である。
特徴として、ゲート設備を有し降雨による水量などの調節を行うものである。

今回到達した転流坑は、付近の斜坑への河川からの水の流入を防止するために、
沢をバイパスさせることを目的として掘削された人工トンネルである。
見つけた瞬間は滝のように見え、坑口から水流が噴射しているようであった。


金鉱山の斜坑付近で予想外に到達した転流坑。
河川の配置から頷ける坑道ルート。
暗い水没坑道の雪解け水は冷たかった。






転流坑・ゲート・斜坑・・・





転流坑
( ̄u ̄;)転流坑





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