T鍛冶場  探検: 北の細道 T鍛冶場

T鍛冶場の60年落ちの空気圧縮機の幽愁




北海道某所

   鉱山の業務は採掘だけでなく、非常に多岐にわたる。
一般的にメインとなる機構は 「探鉱」天然資源が集中した地下鉱床の場所を探し出す工程 「採鉱」鉱物などの地下資源を掘り出す工程 「選鉱」採掘した鉱石から有用鉱物を選り分ける工程 の三点だ。

採鉱の坑内作業は分業化され、削岩、支柱、運搬、試錐、測量、火薬などに枝分かれする。
選鉱工程は分析・選鉱・工作などに分かれ、ここでは女性の従事も多い。
そして保安・電気・工作・技術と数多くの部門が独立している。
また、忘れてならないのが総務であり、鉄道課や鉱山病院の経営も大規模鉱山では含まれる。
一部の業務には独立した社内外注が存在したり、
単独の系列会社が司る業務もある。

このように多くの種類の仕事が混在し、
組織の下部には下請け作業で鉱山業を支える会社も存在する。
例えばボーリングや土木建設、運搬、電気事業などである。
また、山中深くの鉱山では周辺の農家からのいわゆる『半農半鉱』の通勤者も存在したという。


今回ある鉱山跡で発見した一角は、そのような鉱山業を縁の下から支える工作所とコンプレッサー室の廃祉だ。
鉱区図では『鍛冶場』つまり、溶接を伴う金属加工の施設と、
削岩機やピックハンマーの原動力となる圧縮空気室からなる。

今回探索した鉱山跡はアクセスが非常に困難で、
難所の部類に入るため、場所については伏せさせていただく。


並ぶ機器、坑口の痕跡、斜面に残る搬器。
到達した平場の風景は・・・。





空気圧縮機・昭和30年・Vベルト・・・



圧力計
圧力計





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