Ne鉱山  探検: 北の細道 Ne鉱山

Ne鉱山でベルトコンベヤーに沿って歩く




北海道某所

   坑道は採鉱作業の結果として人工的に作られ、
「探鉱」(たんこう)=鉱脈を探す やその他の目的のために 作業する地下の空所を言う。
坑道内部を形作る四面にはそれぞれ名称があり、
下方は『床盤』、上部岩石層は『天盤』、側面は『側壁』と呼ばれる。

地下坑道が進行する方向はその縦軸によって表され、、
それが水平となす角に対して『垂直坑道』=立坑、『傾斜坑道』=斜坑、『水平坑道』=横坑とに分けられる。

『垂直坑道』には試錐立坑、主要立坑、切上り等がある。
試錐立坑は地表に直接坑口があり、探鉱や多量の発破のために用いられ深さは15mまでである。
主要立坑は地表に直接坑口があり、鉱物の搬出や人員・材料の運搬、そして通気も行うメイン坑道である。
切上りは地下に存在し、地表に直接坑口を持たず、鉱物や材料を上部→下部に降ろす坑道である。
また、地表に直接坑口を持たず、切上りと逆に下部→上部へ資材等を巻き上げる立坑を盲立坑という。


『傾斜坑道』には主要斜坑、走向斜坑、目貫などがある。
主要斜坑は地表からある傾斜で下っており、そこから鉱物や水、ズリを運び出すためには、
巻揚げ機やポンプ等の設備が必要となる。
それに対して走向斜坑は地表からわずかの勾配で登っており、鉱物や水は自らの重力により坑外に排出される。
目貫は地表に直接坑口を持たず、隣接する立坑や走向斜坑を連絡するために接続されたものだ。

『水平坑道』には走向坑道、隧道、立入(たていれ)坑道、樋押(ひおし)坑道などがある。
走向坑道は地表に直接坑口があり、地層面と水平面が交わる直線方向に掘られた横坑のことだ。
隧道とは地表に2つの坑口を持ち、運搬や排水、移動のために用いられる坑道である。
立入坑道は地表に直接坑口を持たず、母岩の地層内を開削するもので、
樋押坑道は鉱床に沿って、その地層の走向にならう方向に開削される坑道である。


今回訪れた坑道は実は埋没した隧道であるが、
その中間地点から立入坑道が分岐する非常に珍しいものだった。

足元にはコンベヤーが這い、崩れた支保工が折り重なる劣悪な環境。
酸素濃度には問題ないものの、非常に危険なため場所については伏せさせていただく。
鉱山跡の謎の隧道に潜る。




ベルトコンベヤー・支保工・坑内分岐・・・


prayfor3104
( ̄u ̄;)坑道





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